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アミスター20フロアブルの作物別使用方法および試験成績

メロン

上手な使い方
  • つる枯病には発生初期に使用し、葉だけでなく茎にも散布液がかかるように散布することで、高い効果が期待できます。
  • べと病の発生初期までに、予防的に使用することにより、高い効果が期待できます。
  • うどんこ病防除には、作用機作の異なる薬剤と輪番で使用することで安定した効果が期待できます。
防除のポイント
つる枯病
種子は必ず健全果から採種する。定植前に苗をよく検査し、根元に灰色の病斑のある被害苗を除き、健全苗のみを植え付ける。メロンは定植の際根元を高くし、根頭部には直接潅水しないようにし、常に地表面を乾燥させて、土中のみを十分湿潤にする。資材などは必ず新しいものを使用する。子葉や下葉に発病させると、それから茎が侵されるので子葉、下葉はいつまでも健全に保つように心がける。メロンの茎に発病した場合は、患部を削り取り、塗布用の薬剤を塗布して防除する。摘心や摘果、摘葉した時には、切り口に塗布剤を塗布して病原菌の感染を防ぐ。被害植物は早期に抜き取って焼却処分する。
本病に対する薬剤は多いが、とりわけ、アミスターは予防、治療の両方の効果に優れるので発生環境が整えたような場合には、時を逃さず散布する。本剤の使用で同時にべと病、うどんこ病も防除できる。
べと病
発病苗の放置、病葉や古葉の散乱などは発生のもとになるので、環境衛生に努める。多湿環境では、発生を助長するので風通しを良くする。本病に対する登録農薬は多いので、連用を避けて作用性の異なるものを輪番に使用する。とくに治療効果が高い種類には、薬剤耐性菌の発現で防除効果が低下している農薬もあるので、使用に際しては十分な注意が必要である。発病の危険性が高い場合や、初期病斑が確認された時点で、時を逃さず十分な量を丁寧に、気孔の多い葉裏を中心に株全体に散布する。
アミスターは予防、治療の両方に優れるので、できれば発生の極初期か、被害の進展が心配な場合に使用するよう進めたい。メロンでも耐性菌の発生を避ける意味で連用はつつしむ。
病害の発生消長とアミスター20フロアブルの使用適期(参考例)
△・・・播種 ○・・・定植 ◎・・・収穫開始 X・・・収穫終了

◆メロントンネル促成栽培◆



◆メロンハウス半促成栽培◆


委託試験成績抜粋
メロン/うどんこ病
薬剤 希釈倍数 防除価
アミスター20フロアブル 2000倍 99
キノキサリン系水和剤 3000倍 97
  • 品種:夕張キング 施設栽培
  • 散布:5/23、31、6/9、16
  • 調査:
    6/23に全部の展開葉について調査した。
  • 発生:多発生(無処理:発病度44.4)
95年北海道中央農業試験場
メロン/つる枯病
薬剤 希釈倍数 防除価
アミスター20フロアブル 2000倍 84
イプロジオン水和剤 1000倍 60
  • 品種:アールフェボリット夏F 施設栽培
  • 散布:10/4、10/11
  • 調査:
    10/18に株当り10葉について発病調査した。
  • 発生:甚発生(無処理:発病度2.72)
95年静岡県農業試験場
メロン/べと病
薬剤 希釈倍数 防除価
アミスター20フロアブル 2000倍 96
TPNフロアブル 1000倍 65
  • 品種:アムス 施設栽培
  • 散布:5/22、29、6/5
  • 調査:
    6/12に、各処理区10株の第2葉から上に10葉の発病を調査した。
  • 発生:中発生(無処理:発病度25.9)
95年日本植物防疫協会宮崎試験農場