農薬情報>殺虫剤>IGR剤>アプロード>アプロードの水稲害虫に対する作用特性
既存薬剤との殺虫力の比較
アプロードは、幼虫に対する殺虫力が強く、主な有機リン系・カーバメート系殺虫剤の1/50〜1/100の極く低濃度で有効です。実用散布濃度は水和剤(25%)1000〜2000倍散布で250〜125ppmとなります。
4種類のウンカ・ヨコバイ3令幼虫に対する95%致死濃度(LC
95
)
ppm・対数目盛
ポット植えした稲に薬剤を処理し、風乾後稲体を切り取り、試験管に供試虫と共に入れ、5日後の生死虫を調査した。
セジロウンカ
ヒメトビウンカ
ツマグロヨコバイ
アプロードは合成ピレスロイド系薬剤と比較して1/10〜1/30程度の低濃度で有効です。
トビイロウンカ3令幼虫に対する95%致死濃度(LC
95
)
日本農薬1996年
薬剤
LC
95
(ppm)
アプロード
0.3〜1
エトフェンプロックス
10〜30
シラフルオフェン
10〜30
ポット植えした稲に薬剤を処理し、風乾後稲体を切り取り、試験管にトビイロウンカ3令幼虫と共にいれ、5日後に生死虫を調査した。
トビイロウンカ幼虫
トビイロウンカ
短翅雄成虫