農薬情報>殺虫剤>微生物農薬


特長
■種類名:スタイナーネマ グラセライ剤
■有効成分:スタイナーネマ グラセライ(感染態3期幼虫)■性状:暗黄色水和性微粉及び微粒
■毒性:普通物
■包装:1億2,500万頭/容器 ・ 1,250万頭/容器 ・ 250万頭/容器
■有効期間:3ヶ月(5℃)
バイオトピアの有効成分であるスタイナーネマ グラセライは、土壌中での移動、分散能力に優れた大型の天敵線虫(体長約1.2mm)であり、コガネムシ類幼虫やカブラヤガ幼虫などの土壌中に潜伏して植物を加害するネキリムシ類に対して高い防除効果が認められています。
天敵線虫とは特定の害虫に感染し、その幼虫を殺す「昆虫寄生性」または「昆虫病原性」の線虫を言います。
バイオトピアは、コガネムシ幼虫に対し高い殺虫活性を示す天敵線虫スタイナーネマ・グライセライを製剤した生物農薬です。
優れた防除効果・人畜及び環境に対する安全性などの長所を有しています。
また、バイオトピアは農薬ですが化学農薬とは基本的に性質の異なる生物農薬であるため、化学農薬の使用規制が厳しいゴルフ場でも使用可能な殺虫剤です。
  • スタイナーネマ グラセライは運動能力が高く、線虫が自ら動き回って宿主昆虫を探すとても攻撃的な線虫です。
  • 化学農薬では防除困難なコガネムシ幼虫に優れた防除効果があります。地温15〜30℃でコガネムシの齢期が2〜3齢のとき散布適期です。
  • 人畜をはじめ生態系への悪影響がなく、安心して使用できます。
  • 薬害の心配が少なく、人畜をはじめ生態系への悪影響が無く、安心して使用できます。
  • 製剤は水和剤であり、散布液の調製が簡単です。また、化学農薬との混用及び近接散布が可能です。
  • 各種作物に対する薬害の心配が少なく、連用による薬剤抵抗性の問題がありません。
  • JAS法の有機農産物生産・特別栽培農産物に使用可能です。
  • マルハナバチ、ミツバチ等の有用昆虫に影響がありません。(翌日の使用が可能)
  • 農薬分野では、カウントされません。
適用害虫及び使用方法
作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数又は使用量 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 スタイナーネマ グラセライを含む農薬の総使用回数
コガネムシ類幼虫 12万5000〜25万頭(約0.625〜1.25g)/m² 0.5〜2L/m² 発生初期 - 散布 -
シバオサゾウムシ幼虫 25万頭(約1.25g)/m²
タマナヤガ 1〜2L/m²
シバツトガ
スジキリヨトウ
かんしょ コガネムシ類幼虫 1株当り0.5〜2L(3〜12L/m²) 株元灌注
ブルーベリー ヒメコガネ幼虫 0.5〜2L/m² 株元散布
ハスカップ ナガチャコガネ幼虫
野菜類 ネキリムシ類 土壌表面散布
豆類(種実)
いも類
いちご ハスモンヨトウ 老齢幼虫発生期 株元散布

天敵等への殺虫剤・殺ダニ剤の影響表

天敵等への殺菌剤・除草剤の影響表

使用方法
  1. 散布液の調製方法
    • タンクで散布液を調製する場合、下図の要領で調製して下さい。
    • ブルーベリ1株が1m² に植えられているとすれば、1パック(1億2500万頭)で500株(500m²)に散布出来ます。
    • 1株当りの水量としては最低でも1Lは必要です。従って、1パック当り500L以上の水で調製して下さい。
    • 1株当りの散布水量は、多ければ多いほど望ましいです。(最高で2L)
  2. 散布方法
    • 線虫は乾燥が苦手です。散布は曇天または小雨時に行って下さい。
      やむを得ず晴天時に散布する場合は出来るだけ日没時に行って下さい。
    • スプレーノズルを用いる必要はありません。動噴を用いる場合には、ノズルを外し、株元を中心に所定の量(最低でも1L)を散布して下さい。
      表面に散布するというよりも、土壌中に浸透させるといったイメージで散布して下さい。
    • 乾燥が続いた後の散布では、1株当りの水量を可能な限り多くなるように散布液を調製し、散布して下さい。 (1株当り最高で2L)
    • バイオトピアの効果が劣る可能性があるため、土壌の乾燥が激しい場合や地温が高い場合には、散布前に散水し、土壌に湿り気を与え地温を低下させて下さい。
    • ウッドチップなどの有機マルチが10cm以上の高さに敷かれている場合は、株元のマルチを一時的に除去してから処理して下さい。線虫が土壌中へ到達しやすくなります。
各種コガネムシの発生事例
試験成績
芝地におけるバイオトピアの効果

バイオトピア処理区ではシバオサゾウムシを防除し、その後のセマダラコガネの増加も抑制した。

ブルーベリー栽培園におけるバイオトピアの効果

ダイコンのタマナヤガに対するバイオトピアの効果
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は、使用する直前まで冷暗所(約5℃)に保存すること。但し、冷凍は避けること。
  • 薬液は、30℃以下の水で直射日光があたらない場所で調製し、調製後はできるだけ速やかに使用すること。また、線虫は沈みやすいので常にかき混ぜながら使用すること。
  • 本剤を使用する場合、低温下(15℃以下)では線虫の活動が低下して効果が劣るので、低温が予想される場合には使用を避けること。
  • 本剤を芝に使用する場合は、以下の点に留意すること。
    1. 散布は曇天または小雨時に行なうことが望ましい。やむを得ず晴天時に散布する場合は、できるだけ日没時に行うこと。
    2. 芝が乾燥している場合には、散布前に予め散水すること。また線虫は芝の表面にも付着するので、散布後もスプリンクラー等でサッチ層が全体的に十分濡れるまで散水すること。
    3. 低濃度処理は高濃度処理に比べて効果が劣るので、温度等の環境要因に配慮し、対象害虫の散布適期を見極めて処理すること。
  • 本剤をかんしょに使用する場合は、以下の点に留意すること。
    1. できるだけ多くの水量で株元に灌注すること。
    2. 乾燥や高温の条件下では、線虫の効果が落ちるので使用は避けること。
  • 本剤を株元散布または土壌表面散布で使用する場合には、薬液が葉に付着すると汚れが残るので、葉にかからないように 散布すること。葉に付着した場合、薬液が乾燥する前に散水し洗い流すこと。
  • 本剤を芝に使用する場合は、散布方法に関して以下の点に留意すること。
    1. できるだけ多くの水量で株元に灌注すること。
    2. 乾燥や高温の条件下では、線虫の効果が落ちるので使用は避けること。
  • 本剤を株元散布または土壌表面散布で使用する場合には、薬液が葉に付着すると汚れが残るので、葉にかからないように散布すること。葉に付着した場合、薬液が乾燥する前に散水し洗い流すこと。
  • 本剤の使用に当たっては使用量、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。 使用後は洗眼すること。
  • 公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
  • 保管
    直射日光を避け、食品と区別して冷暗所(約5℃)に保管すること。
散布方法に関する注意
  • 芝に使用する場合
    • 散布
      12.5万〜25万頭/uに調製したバイオトピア懸濁液を0.5〜2L/uの割合で均一に散布する。(単位面積当りの線虫頭数がまもられていれば散布液量は多い方がよい。)
    • 後散水
      芝の茎葉に付着したバイオトピアをサッチ層まで洗い落とすためバイオトピア散布後、茎葉が乾燥する前に速やかに十分量散布する。
    • 晴天・乾燥時の散布
      晴天・乾燥時にバイオトピアを散布する場合は散布前に軽く散水する。散水後は通常の散布の要領で行う。
      ※土壌乾燥が激しい場合バイオトピアの効果が劣る場合があります。
  • 野菜類に使用する場合
    • 散布
      25万頭/uに調製したバイオトピア懸濁液を0.5〜2L/uの割合で均一に散布する(単位面積当りの線虫頭数がまもられていれば散布液量は多いほうがよい)
    • 後散水
      やかに散布液と同量程度の散水を行う。
    • 晴天・乾燥時の散布
      晴天・乾燥時にバイオトピアを散布する場合は、散布前に軽く散水する。散水後は通常の散布@・Aの要領で行う。
      ※土壌乾燥が激しい場合バイオトピアの効果が劣る場合があります。
  • ブルーベリー、ハスカップに使用する場合)
    • 散布
      1株当り約1uとし、25万頭/0.5〜2Lに調整したバイオトピア懸濁液を株元に散布する。
    • 有機マルチなどで株元がおおわれている場合、地表面が見えるようにマルチを除去した後に散布する。
    • 線虫液を散布した後、線虫を土壌中に定着させるために散布液と同量の後散水を行う。
製造・販売 アリスタライフサイエンス(株)