農薬情報>殺菌剤

特長
■種類名:イミノクタジン酢酸塩・銅水和剤
■成分:
:イミノクタジン酢酸塩・・・2.5%
:塩基性塩化銅・・・73.5%(銅として44.0%)
■性状:淡緑色水和性粉末45μm 以下
■毒性:普通物
■有効年限:4年
■包装:500gx20、1kgx20
■作用機構分類
FRAC M7(多)[イミノクタジン酢酸塩]
FRAC M1(多)[塩基性塩化銅]
  • 広い抗菌スペクトラムをもつ殺菌剤イミノクタジン酢酸塩と保護効果の高い塩基性塩化銅の混合剤で広範囲の病害に高い予防効果があります。
  • イミノクタジン酢酸塩と塩基性塩化銅の相乗効果で優れた防除効果があります。(うどんこ病、灰色かび病、炭疽病、新梢枯死症)
  • 各種の薬剤耐性菌にも効果が高く、イミノクタジン酢酸塩および塩基性塩化銅はいずれも複雑な作用性をもつために本剤に対する耐性菌が出現する可能性は低いと考えられます。
  • 植物体に過度に付着しないような製剤上の工夫がなされていますので、一般の無機銅水和剤に比較して、葉や果実の汚れが少なく、通常の散布では果実の汚染はほとんど問題ありません。
適用害虫と使用方法
作物名 適用病害名 希釈倍数 使用時期 総使用回数* 使用方法
キャベツ 黒腐病
べと病
500倍 収穫14日前まで 3回以内 散布
きゅうり 灰色かび病
うどんこ病
褐斑病
菌核病
黒星病
炭そ病
斑点細菌病
べと病
500倍 収穫前日まで 5回以内
(本剤のみは3回)
かぼちゃ うどんこ病
疫病
白斑病
収穫7日前まで 4回以内
赤焼病
網もち病
炭疽病
もち病
500〜700倍 摘採14日前まで 2回以内
褐色円星病
新梢枯死症(輪斑病菌による)
灰色かび病
黒葉腐病
500倍
* 総使用回数は、本剤及びイミノクタジンを含む農薬の総使用回数。

混用事例

試験成績
きゅうり/灰色かび病
  • 茨城県園芸試験場
  • 日植防研究所
  • 処理日: S60/4/6、13、20、27
きゅうり/炭そ病
  • 日植防研究所
  • 処理日:S60/10/3、9
きゅうり/ベト病
  • 静岡県農業試験場
  • 処理日:S62/10/17(開花期)、24(果実肥大期)
きゅうり/斑点細菌病
  • 日植防研究所
  • 処理日:S60/5/31、20、24
きゅうり/うどんこ病
  • 千葉県農業試験場
  • 処理日:S62/4/14、24、5/6
かぼちゃ/うどんこ病
  • 茨城県園芸試験場
  • 処理日:H2/5/2、11、22、6/2、13
茶/炭疽病
供試薬剤 希釈倍数 防除率(%) 薬害
ベフドー水和剤 500倍
93.5 
-
ベフドー水和剤 700倍
90.0 
-
A水和剤 600倍
88.4 
-
  • 農林水産省野菜・茶業試験場(昭58)
  • 品種:やぶきた 12年生
  • 区制・面積:1区 3.3m² 3区制
  • 発生状況:中発生
  • 散布:8月18日(2.0葉期)、8月25日(3.2葉期)
  • 調査:9月16日
茶/褐色円星病
供試薬剤 希釈倍数 防除率(%) 薬害
ベフドー水和剤 500倍
82.9 
-
B水和剤 500倍
77.4 
-
  • 農林水産省野菜・茶業試験場(平6)
  • 品種:やぶきた 約30年生
  • 区制・面積:1区 3.9m² 3区制
  • 発生状況:多発生
  • 散布:6月16日(二番茶芽萌芽期)、7月7日(二番茶摘菜2日後)
  • 調査:9月12日、16日、19日
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 本剤はイミノクタジンを含む農薬であるので、他のイミノクタジンを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用してください。
  • 石灰硫黄合剤、マシン油乳剤などとの混用はさけてください。
  • きゅうりに使用する場合には次の事項に注意してください。
    1. 薬害を生じやすいので幼苗期散布はさけて中期以降に散布してください。尚、高温時の散布は症状が激しくなることがあるのでさけてください。
    2. 連続散布は葉の周辺が黄化したり、硬化することがあるので過度の連用はさけてください。
  • キャベツに使用する場合には次の事項に注意してください。
    1. 結球開始期以降の散布で薬害を生じることがあるので注意してください。
    2. 炭酸カルシウム剤の所定量の添加は、薬害軽減に有効です。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用・保管上の注意
  • 取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。また、散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 本剤は水産動植物(甲殻類、魚類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないように注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
製造:サンケイ化学(株)