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特長
種類名 ベンチアバリカルブイソプロピル・マンゼブ水和剤
有効成分 ベンチアバリカルブイソプロピル・・・3.75%
マンゼブ・・・70.0%
性状 淡黄色水和性粉末 45μm以下
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート住友化学(株)へのリンク)
有効年限 4年
包装 100gx60袋、500gx20袋
作用機構分類 FRAC 40(H5)[ベンチアバリカルブイソプロピル]
IRAC UN[マンゼブ]
FRAC M03(M)[マンゼブ]
  • 予防と治療のダブル効果
    べと病菌、疫病菌の生活環の多くのステージに作用し、感染から発病に至る全ての過程を阻害。
  • 優れた耐雨性
    浸透性に優れたベンチアバリカルブイソプロピルと付着性に優れたマンゼブのダブル効果。
  • 既存薬剤耐性菌にも安定した効果
    作用点の異なる2成分を混合することにより、薬剤耐性菌の発達リスクも回避。

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(製造・販売元 住友化学(株)へのリンク)

防除効果
ぶどう/べと病
作物 ぶどう【品種】マスカット・ベリーA(24年生)
区制 1区1樹3反復
発生状況 葉/多発生(発病度49.4)
果房/甚発生(発病度86.1)
薬剤処理 5月27日、6月9日、20日
調査日 6月30日
日本植物防疫協会 茨城研究所(平成23年)

きゅうり/べと病
作物 きゅうり【品種】四葉
区制 1区12株3反復
発生状況 多発生(発病度39.4)
薬剤処理 9月5日、12日、18日
調査日 9月25日
大分県肥料植物防疫協会(平成23年)
適用病害と使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 ベンチアバリカルブイソプロピルを含む農薬の総使用回数 マンゼブを含む農薬の総使用回数
さといも 疫病 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内 2回以内
疫病 16倍 無人航空機による散布 収穫7日前まで 2回以内 1.6〜3.2L/10a 2回以内 2回以内
ばれいしょ 疫病 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内 10回以内(但し、無人航空機散布は3回以内)
たまねぎ 白色疫病 750〜1000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 5回以内
べと病 750〜1000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 5回以内
ねぎ 黒斑病 750〜1000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
べと病 750〜1000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
きゅうり 褐斑病 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
べと病 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
かぼちゃ 疫病 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 3回以内 2回以内
べと病 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 3回以内 2回以内
すいか 褐色腐敗病 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内 7回以内
メロン べと病 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内 5回以内
トマト 疫病 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 3回以内 2回以内
キャベツ べと病 750〜1000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内 3回以内
はくさい べと病 1000倍 散布 収穫30日前まで 1回 100〜300L/10a 3回以内 1回
ぶどう 晩腐病 1000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内
黒とう病 1000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内
べと病 1000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内

ベネセット水和剤の製品ちらし (住友化学(株)へのリンク)

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節をしてください。
  • 石炭硫黄合剤、ボルドー液との混用は避けてください。
  • ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生ずるおそれがあるので避けてください。
  • 極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意してください。
  • あんずに対して薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意してください。
  • 本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、できるだけ病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用・保管上の注意
  • 無人航空機で散布する場合は次の注意を守ってください。
    • 散布は散布機種の散布基準に従って実施する。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用する。
    • 散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行う。
    • 散布薬液の飛散によって自動車の塗装などに被害を与えるおそれがある等、各分野に影響があるので、散布区域の諸物件に十分留意する。
    • 散布終了後、機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。また使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄する。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にかからないようにしてください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗顔・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けてください。
  • 夏期高温時の使用を避けてください。
  • 高温下及び湿気を扱うと分解して効力が低下するので、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
製造:住友化学(株)