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特長
種類名 フィプロニル・トリシクラゾール粒剤
有効成分 トリシクラゾール・・・4.0%
フィプロニル・・・1.0%
性状 黄赤色細粒
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートコルテバ・アグリサイエンスへのリンク)
有効年限 4年
包装 1kg×12袋 ダンボール箱
作用機構分類 IRAC 2B[フィプロニル]
FRAC 16.1(I1)[トリシクラゾール]
  • トリシクラゾールは、メラニン生合成阻害剤で、イネ体内への浸透移行により散布後短時間で吸収され、いもち病菌の侵入を防ぐと同時に二次感染を防ぎます。
  • フィプロニルは、害虫の神経伝達系を阻害し、ウンカ類、コブノメイガ、ニカメイチュウ、イネミズゾウムシなどに殺虫効果を発揮します。
  • 育苗箱の処理で、葉いもち病と水稲の主要な初〜中期害虫を同時防除できます。
  • 育苗箱処理なので、省力的に防除することができます。

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(製造・販売元 コルテバ・アグリサイエンスへのリンク)

適用及び使用方法
作物名 適用病害虫 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 フィプロニルを含む農薬の総使用回数 トリシクラゾールを含む農薬の総使用回数
稲(箱育苗) いもち病 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
いもち病 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イナゴ類 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イナゴ類 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
ウンカ類 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
ウンカ類 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネアザミウマ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネアザミウマ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネミズゾウムシ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネミズゾウムシ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネドロオイムシ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネドロオイムシ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
コブノメイガ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
コブノメイガ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
ニカメイチュウ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
ニカメイチュウ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネツトムシ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50g 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)
イネツトムシ 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり50〜100g) 育苗箱の苗の上から均一に散布する。 移植3日前〜移植当日 1回 1回 4回以内(但し、育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内)

ビームプリンスのちらし (コルテバ・アグリサイエンスへのリンク)

上手な使い方
  • 箱当たり50gを均一に育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水したのち田植機にかけて移植してください。
  • 本剤を使用した圃場の田面水は、絶対に水産動物の養殖には使用せず、養魚田、養殖池などには田面水が流れ込まないようにしてください。特に「エビ類」の養殖の場合には十分注意してください。
  • ツマグロヨコバイに対しては効果が劣るので、萎縮病・黄萎病の罹病率が高い地区では十分注意してください。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ秤量し、使い切ってください。
  • 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。
  • 本剤の処理により、葉の黄化や葉先枯れ等の薬害を生ずる場合があるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守してください。
  • 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生ずる恐れがあるので、使用を避けてください。
  • 稲苗の葉が濡れていると薬害を生じやすいので、散布直前の灌水はしないでください。
  • 移植後、低温が続き、苗の活着遅延が予想される場合、あるいは移植後極端な高温(30℃以上)が続くと予想される場合は、薬害を生ずる恐れがあるので使用を避けてください。
  • 処理苗を移植する本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後に田面が露出しないよう注意してください。移植後は直ちに入水し、水深2〜3cm程度に保ち、極端な浅水や深水は薬害の原因となるので避けてください。
  • 深植では薬害を生じやすいので深植にならないように注意してください。
  • 育苗箱の表面が乾燥していて苗を田植機に乗せる際に薬剤が落下する恐れのある場合は、散布後、葉に付着した薬剤を払い落としてから軽く灌水してください。
  • 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用を避けてください。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
安全使用・保管上の注意
  • フィプロニルによる中毒に対しては、動物実験でフェノバルビタール製剤の投与が有効であると報告されています。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を施用した苗は、養魚田に移植しないでください。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに流入しないよう水管理に注意してください。
  • 保管
    直射日光を避け、なるべく低温な場所に密封して保管してください。
製造販売: コルテバ・アグリサイエンス