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キックバック効果(感染直後の治療効果)
特に病原菌の感染に好適な雨などにより散布ができず、処理遅れとなってしまった場合でも、予防剤と異なり、感染直後の病原菌に対して治療的な効果を発揮することができる。
治療効果(基本活性)
  • きゅうり(四葉):1区9株
  • 処理:6/15、25
  • 調査:6/25、7/2
  • 試験開始時に発病があり、治療的な評価
防除の概念
病斑進展抑制効果
TPNの遊走子の運動阻害活性
シモキサニルの持つ浸達性
によるキックバック効果(感染直後の治療効果)

散布時に感染していた菌に対してもその病斑形成・拡大阻害、および病勢を抑制する効果がある。この効果を「キックバック効果(感染直後の治療効果)と呼び、一度発病したらなかなか勢いが止まらない疫病、ベト病の被害拡大を抑制する。
病斑進展抑制効果(効果リーフディスク法)

TPN濃度
(ppm)
シモキサニル濃度
(ppm)
防除価
(病斑面積)
胞子形成
(葉片率%)
ブリザード水和剤 x1200 500 200 68 0.0
x2400 250 100 79 0.0
x4800 125 50 69 0.0
x9600 63 25 60 4.2
シモキサニル x2500 0 200 74 0.0
x5000 0 100 50 25.0
x10000 0 50 29 62.5
x20000 0 25 9 83.3
D剤 x1000 0 0 0 100.0
無処理 - 0 0 (3.9) 100.0
接種2日後薬剤処理
試験成績
  • 試験場所:北海道中川郡幕別町
  • 現地試験結果:8月2日撮影
  • 初発:7/15発病
  • 発生状況:甚発生
  • 処理:7/20、7/26
ブリザード800倍 A剤1500倍
F剤1500倍 D剤1500倍
G剤500倍 無処理