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クロピクフロー処理時の環境測定


  • 試験場所:日本化薬(株)精密化学品研究所、加温ビニールハウス
  • 薬剤処理:
    平成12年11月6日灌水チューブを用いて30L/10aの割合で処理した。(灌水チューブ間隔は90cm)
  • 被覆材:ポリエチレンフィルム(0.03mm)
  • 被覆期間:10日
  • 平均気温:ハウス内処理時17℃、2日後23℃、4日後22℃、7日後16℃、10日後21℃

被覆期間中の環境測定
  1. ハウス内
    クロルピクリン濃度は、処理後急激に上昇し、1〜2時間でピークに達します。その後、徐々に低下し、10日後には1ppmまで減少しました。ハウス内でのクロルピクリン濃度上昇は、クロルピクリン点注(4〜5時間)にくらべ、やや早くなります。
  2. ハウス外
    処理1時間後よりわずかながら検出され、2日後にピークの0.01ppmに達しますが、10日後には検出限界以下となりました。
被覆材除去時、耕起時の環境測定
  1. ハウス内
    被覆材除去時および耕起時には多く検出されますが、3日程度で0.01ppmまで低下し、安全に作業を行える濃度に達しました。
  2. ハウス外
    被覆材除去時にハウスを開放するため、ハウス外でも検出されますが(0.02ppm)、その後の耕起時においては検出されませんでした。