- 全く新しい系統の殺ダニ剤で、作用性も異なります。
本剤は、今までのどのグループとも異なる全く新しい系統の殺ダニ剤で、環状ケトエノール系に分類できます。また、作用機構も今までの殺ダニ剤とは全く異なり、脂質の生合成を阻害します。したがって、今までの殺ダニ剤との交差抵抗性は認められず、抵抗性の発達したミカンハダニに対しても優れた効果を示します。
- サビダニ類に対しても高い効果があり、ミカンハダニとサビダニ類の同時防除が可能です。
- 全てのステージに対して安定した効果を示し、長期間密度を抑制します。
- 本剤は、ミカンハダニ、ミカンサビダニの全てのステージに効果を示しますが、卵・幼虫に対してとくに高い活性を示します。
- 成虫に対する効果発現は多少遅効的ですが、産卵抑制作用や、産下卵が孵化しない特性があり、ミカンハダニに対しては約40 日の残効が期待でき、長期間ハダニ密度を抑制します。
- 人畜、水産動物に対しても高い安全性を示します。
本剤は普通物です。また、水産動物に対しても高い安全性を示すことが確認されています。海に近接した傾斜地のかんきつ園でも安心して使用できます。
- 天敵、有用昆虫などに影響が少なく、環境にやさしい薬剤です。
本剤は、アブラバチ・ハダニアザミウマ・テントウムシ類・ハネカクシなどの天敵に対し、実用濃度では影響が認められません。また、カイコ・ミツバチ・マルハナバチ・マメコバチに対しても安全性が高く、環境にやさしい薬剤です。
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