農薬情報>殺虫剤>ネオニコチノイド系チアニコチニル>ダントツ粒剤

試験成績


マメハモグリバエ(きく) オンシツコナジラミ(きゅうり)
[H11 日植防研宮崎試験場] [H10 石川県植物防疫協会]
  • 品種:秀芳の力
  • 定植:4/13
  • 発生状況:少→多発生
  • 品種:シャープ1
  • 処理:7/21 定植時植穴土壌混和
  • 発生状況:成虫(中発生)、幼虫(多発生)

ミナミキイロアザミウマ(メロン) 残効性
ダントツ粒剤は、植穴処理においては1〜2ヶ月の残効が期待できます。
[H11 野菜茶業試験場久留米] [武田薬品農業科学研究所]
  • 品種:アールスセイヌ夏2
  • 処理:8/3 定植時植穴土壌混和
  • 発生状況:中発生
  • 品種:千両二号(露地)
  • 定植:5/10
  • 発生状況:ワタアブラムシ多発生(自然発生)
  • 処理:定植時植穴土壌混和

浸透移行性
葉の表から裏へのトランスラミナー作用
ダントツはトランスラミナー作用がありますので、薬液のかかりにくい葉裏に生息しているアブラムシ類などの害虫にも高い防除効果を示します。
  • 試験方法:ワタアブラムシ雌成虫をきゅうり葉裏に接種(10頭/葉)し、葉表に薬剤を散布。
  • 調査:散布4日後に生存虫数を調査
  • 処理濃度:ダントツ4.0ppm、対照薬剤8.0ppm
[H9 福島県果樹試験場]

上位葉および下位葉への浸透移行性
茎葉部から吸収されたダントツは、薬液が付着していない下位葉や散布後に展開してくる新葉へも浸透移行し、高い防除効果を示します。
  • 試験方法:
    本葉第7葉のきゅうりを用いて、その第1葉および新芽には付着しないようビニール袋で覆い、第2〜7葉に薬剤を散布。
    下位葉にはワタアブラムシを散布2日後、上位葉には散布14日後に放虫し、それぞれ放虫6日後に調査。
  • 処理濃度:100ppm
[H9 武田薬品農業科学研究所]

根部からの吸収移行性
粒剤の土壌処理において、ダントツは根部から容易に吸収され、茎葉部へ浸透移行するので、地上部の害虫に優れた防除効果を発揮します。