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エクシレルSEの作物別防除効果


りんご/シンクイムシ類(モモシンクイガ、スモモヒメシンクイ)に対する効果
りんご/キンモンホソガに対する効果
もも/モモハモグリガに対する効果
おうとう/オウトウショウジョウバエに対する効果
ぶどう/ハスモンヨトウに対する効果
茶/ヨモギエダシャクに対する効果
かんきつ/チャノキイロアザミウマに対する効果1
かんきつ/チャノキイロアザミウマに対する効果2
かんきつ/ミカンハモグリガに対する効果


りんご/シンクイムシ類(モモシンクイガ、スモモヒメシンクイ)に対する効果
平成21年 長野県果樹試験場
  • 品種:ふじ
  • 区制:1区 1樹 2反復
  • 発生程度:多発生
  • 処理日:6月24日、7月7日、23日、8月6日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照E剤;3000倍
  • 調査日:8月20日
  • 調査方法:1区100果を無作為に採集し、解体して被害果数を調査
  • 考察:本剤は対照薬剤と同等の高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

りんご/キンモンホソガに対する効果
平成21年 秋田県農林水産技術センター 果樹試験場鹿角分場
  • 品種:ふじ(14年生)
  • 区制:1区 3樹
  • 発生程度:少発生
  • 処理日:6月17日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照D剤;2000倍
  • 調査日:7月22日
  • 調査方法:全樹について1樹から20新梢をランダムに選び、全葉について調査
  • 考察:本剤は対照薬剤と比較して同等の高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

もも/モモハモグリガに対する効果
平成22年 福島県植物防疫協会
  • 品種:あかつき(6年生)
  • 区制:1区 1樹 3連制(対照区は2連制)
  • 発生程度:少発生
  • 処理日:6月6日または6月12日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照H剤;1500倍
  • 調査日:6月27日
  • 調査方法:1樹当たり20新梢の新梢先端から8葉について、被害葉数とマイン数を調査
  • 考察:本剤は対照薬剤と比較して防除効果が高く、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

おうとう/オウトウショウジョウバエに対する効果
平成22年 山形県農業総合研究センター園芸試験場
  • 品種:ナポレオン(27年生)
  • 区制:1区 1樹
  • 発生程度:中発生
  • 処理日:6月22日、29日、7月6日
  • 処理方法:エクシレル;2500倍、対照G剤;4000倍
  • 調査日:7月6日、14日
  • 調査方法:各区から果実を採集し被害果数を調査
  • 考察:本剤は対照薬剤と同等の効果で、無処理と比較しても効果は高く、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

ぶどう/ハスモンヨトウに対する効果
平成22年 (社)日本植物防疫協会研究所 山梨試験地
  • 品種:デラウェア(16年生)
  • 区制:1区 6m² 3連制
  • 発生程度:多発生(放虫)
  • 処理日:8月26日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照H剤;2000倍
  • 調査日:8月26日、28日、31日、9月2日
  • 調査方法:各区の生存虫数を発育ステージ別に調査
  • 考察:本剤は、散布後生存虫数が認められず、対照薬剤と同等の効果を示し、無処理に対しても高い効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

茶/ヨモギエダシャクに対する効果
平成22年 福岡県農業総合試験場 八女分場
  • 品種:やぶきた(34年生)
  • 区制:1区 20頭 3反復
  • 発生程度:多発生(放虫)
  • 処理日:8月24日
  • 処理方法:エクシレル;2000倍、対照I剤;1000倍
  • 調査日:8月27日、31日
  • 調査方法:生存虫数及び食害程度を調査
  • 考察:本剤は対照薬剤と比較して効果が優り、無処理との比較でも効果は高く、食害程度も小さいことから、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

かんきつ/チャノキイロアザミウマに対する効果1
平成21年 三重県農業研究所 紀南果樹研究室
  • 品種:興津早生(25年生)
  • 区制:1区 5樹
  • 発生程度:中発生
  • 処理日:6月2日、7月1日、31日、9月1日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照J剤;1500倍
  • 調査日:10月1日
  • 調査方法:各処理樹から1樹当たり50果について果梗部及び果頂部の被害度と被害果率を調査
  • 考察:対照薬剤と比較してほぼ同等の効果があり、無処理と比較しても高い防除効果が認められ、実用性があると考えられる。薬害は認められなかった。

かんきつ/チャノキイロアザミウマに対する効果2
平成25年 長野県農林技術開発センター九防協試験
  • 品種:原口早生(10年生)
  • 区制:1区 1樹 3反復
  • 発生程度:中発生
  • 処理日:6月5日、28日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照J剤;3000倍
  • 調査日:9月6日
  • 調査方法:最終散布から69日後(9月6日)に1樹あたり100果を任意に選び、果梗部と果頂部の被害果数を調査。被害程度については、日植防のチャノキイロアザミウマの調査基準に準じて調査。
  • 考察:対照薬剤と比較してやや優り、無処理区と比較しても高い効果を示した。

かんきつ/ミカンハモグリガに対する効果
平成22年 大分県農林水産研究指導センター果樹グループ
  • 品種:宮川早生(5年生、ポット栽培)
  • 区制:1区 1樹 3反復
  • 発生程度:多発生
  • 処理日:7月12日、22日、8月3日
  • 処理方法:エクシレル;5000倍、対照L剤;4000倍
  • 調査日:8月16日
  • 調査方法:各区10新梢の全葉について、被害程度を調査。
  • 考察:本剤は対照薬剤および無処理と比較して高い防除効果が認められ、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。