農薬情報>殺虫剤


特長
種類名 フロメトキン水和剤
有効成分 フロメトキン・・・10.0%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 医薬用外劇物
安全性 製品安全データシート(株)MMAGへのリンク)
有効年限 4年
包装 500mlx20本
作用機構分類 IRAC 34[フロメトキン]
  • アザミウマ類に特効的・サビダニ類にも高い効果
    併せて、タバココナジラミ類、小型のチョウ目害虫にも有効
  • 新規作用機作で既存剤に感受性の低下した害虫に有効
    ミトコンドリア電子伝達系複合体V Qiを阻害する。
  • 天敵・有用昆虫に対する影響が小さい
    ミツバチ・マルハナバチ・カブリダニ類等に対して影響が小さい
  • 極めて高い速効性・優れた残効性

ファインセーブフロアブルの製品ページへ
(製造・販売元 日本化薬(株)へのリンク)

適用病害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 フロメトキンを含む農薬の総使用回数
だいこん コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
たまねぎ アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
にんにく アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
あさつき アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ネギハモグリバエ 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
にら アザミウマ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ねぎ アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ネギハモグリバエ 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
わけぎ アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ネギハモグリバエ 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
すいか アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
しょくようほおずき アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
トマト タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
トマトサビダニ 1000〜4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ミニトマト タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
トマトサビダニ 1000〜4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
なす タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ピーマン タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ししとう タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
カリフラワー コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アザミウマ類 1000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アオムシ 1000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ブロッコリー コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アザミウマ類 1000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アオムシ 1000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
キャベツ コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アオムシ 1000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
はくさい コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アオムシ 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
きく(葉) アザミウマ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
しそ アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
バジル アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ほうれんそう アザミウマ類 2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アスパラガス タバココナジラミ類(シルバーリーフコナジラミを含む) 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜800L/10a 2回以内
アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜800L/10a 2回以内
食用ぎく アザミウマ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
いちご アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
しそ(花穂) アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
みょうが(花穂) アザミウマ類 1000倍 散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
みょうが(茎葉) アザミウマ類 1000倍 散布 みょうが(花穂)の収穫前日まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
かんきつ ミカンサビダニ 2000〜4000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
アザミウマ類 2000〜4000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
チャノホコリダニ 2000〜4000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
マンゴー アザミウマ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
きく アザミウマ類 2000倍 散布 発生初期 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
グロリオサ アザミウマ類 1000倍 散布 発生初期 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ほおずき アザミウマ類 2000倍 散布 発生初期 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
チャノキイロアザミウマ 1000〜4000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャノホソガ 2000〜4000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内

混用事例@  混用事例A (日本化薬(株)へのリンク)
ファインセーブフロアブルの製品ちらし (日本化薬(株)へのリンク)
ファインセーブフロアブルの技術資料 (日本化薬(株)へのリンク)

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  1. 使用直前に、容器をよく振ること。
  2. 本剤は植物体への浸透移行性がないので、かけむらのないように葉の表裏に十分散布すること。
  3. 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
  4. 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  1. 医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。
    本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
  2. 散布の際は防護マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
    作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換すること。
  3. 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
  4. かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
  5. 施設内で使用する場合、窓等を開放し十分に換気してから施設内に立ち入ること。
  6. 魚毒性
    • 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池周辺での使用はさけること。
    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
    • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
  7. 直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温な場所に密栓して保管すること。
製造・販売: (株)MMAG
日本化薬(株)