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特長
種類名 ダイムロン・ピラクロニル・メタゾスルフロン水和剤
有効成分
ダイムロン・・・20.0%
ピラクロニル・・・4.0%
メタゾスルフロン・・・2.0%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート日産化学(株)へのリンク)
包装 500mL
作用機構分類 HRAC 0[ダイムロン]
HRAC 14[ピラクロニル]
HRAC 2[メタゾスルフロン]
  • 問題雑草・クログワイをはじめ、ホタルイやコウキヤガラなそ、多年生雑草の地上部だけでなく、地下部も抑える。
  • 新除草成分「アルテア」配合。
  • 塊茎形成を抑制、翌年の発生要因を減らすことが可能
  • オモダカ、コナギなどSU抵抗性雑草への効果を強化。SU抵抗性雑草の防除に定評のある成分「ピラクロニル」をプラス

銀河(1キロ粒剤/フロアブル/ジャンボ)の製品ページへ
(製造・販売元 日産化学(株)へのリンク)

多年生雑草んい対する散布適期
雑草名 1キロ粒剤 フロアブル ジャンボ
ホタルイ 3葉期まで 3葉期まで 3葉期まで
ウリカワ 2葉期まで
ミズガヤツリ 3葉期まで
ヘラオモダカ 2葉期まで 2葉期まで 2葉期まで
ヒルムシロ 発生期まで 発生期まで 発生期まで
セリ 再生始期まで 再生始期まで 再生始期まで
オモダカ 矢尻葉3葉期まで 発生始期まで 矢尻葉3葉期まで
クログワイ、コウキヤガラ 草丈30pまで 草丈30pまで
シズイ 草丈20pまで 草丈20pまで
アオミドロ、藻類による表層はく離 発生前
3つの有効成分の組み合わせ
商品名 ノビエ ホタルイ* コナギ* 広葉* ウリカワ セリ オモダカ# クログワイ# コウキヤガラ# シズイ☆
残効 生育期 残効 生育期 残効 生育期 残効 生育期 残効 生育期
メタゾスルフロン
ピラクロニル
ダイムロン
銀河
●非常に効果高い ◎効果高い ○効果あり △効果やや低い −ほとんど効果なし
*SU抵抗性の場合 #登録があるのは1キロ粒剤とジャンボ ☆登録があるのはジャンボ

銀河の製品ちらし「クロクワイ」「ホタルイ」 (日産化学(株)へのリンク)
銀河の技術資料 (日産化学(株)へのリンク)

適用雑草及び使用方法
作物名 適用雑草 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 ダイムロンを含む農薬の総使用回数 ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 メタゾスルフロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲 水田一年生雑草 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
ウリカワ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
オモダカ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
クログワイ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
コウキヤガラ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
シズイ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
セリ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
ヒルムシロ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
ヘラオモダカ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
ホタルイ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
マツバイ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
ミズガヤツリ 500ml/10a 原液湛水散布 移植後5日〜ノビエ3葉期(但し、移植後30日まで) 1回 3回以内(但し、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内) 2回以内 2回以内
「適用土壌、適用地帯」を削除
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用前に容器をよく振ってください。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエ3葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。ウリカワ、ヘラオモダカは2葉期まで、ミズガヤツリ、ホタルイは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、シズイは草丈3cmまでが本剤の散布適期です。なお、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイに対しては必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用してください。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布し、少なくとも3〜4日間は通常の湛水状態(水深3〜5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
    1. 砂質土壌の水田および漏水の激しい水田(減水深2cm/日以上)
    2. 軟弱な苗を移植した水田
    3. 極端な浅植えの水田および植付け不良で根が露出している水田
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意してください。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。
  • いぐさの栽培予定水田では本剤を使用しないでください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用・保管上の注意
  • 散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 魚毒性等
    水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布後は水管理に注意してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
製造:日産化学(株)