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レタス

栽培のワンポイント
発芽のポイントは?
レタスの種子は25℃以上になると休眠し、発芽しなくなる性質があります。7〜8月まきなど高温期に播種する場合は、播種後約1.5日程度はトレイを軒下なあどの涼しい場所に置くか、遮光資材で直射日光を避けるなどの配慮が必要です。また、播種を夕方に行うのも効果的です。
育苗時のポイントは?
健苗育成の一番のポイントは水分管理です。軟弱徒長させないためにも、夕方には培土表面が乾く程度に潅水を行います。また、トレイは地面から30cm以上浮かせて置き、余分な水分を早く排水できるようにします。トレイ育苗では特に若苗定植を心掛けることによって早期活着を図り、収量や秀品率の向上を目指します。
整地が重要
レタスは生育期間が短く、定植後の生育コントロールが難しい作物です。それだけに、整地の仕方で作柄が決定するといっても過言ではありません。理想的な土壌水分の状態は、土を軽く握って塊になる程度です。これに近い土壌水分での畝立て、マルチ張りを心掛けます。
またレタスは過湿を嫌う作物なので、特に水田土壌など排水が悪い場合は、高畝を立てるなどの湿害対策が必要です。
マルチの効果は?
肥効や土壌水分の急激な変化を防ぎ生育をスムーズに進めるためには、マルチ栽培が適します。
生育初期が高温となりやすい9〜11月どりでは、地温抑制効果のあるシルバーマルチや白黒ダブルマルチを利用し、抽苔や分球を防ぎます。また、シルバーマルチにはアブラムシの忌避効果も期待できます。作期が長く、低温期の栽培となる12月〜3月どりに関しては、地温の上昇効果や雑草防止の観点から黒マルチを利用します。