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メロン

病害と対策
メロンは、アフリカ原産のウリ科に属する、つる性の一年生草木です。栽培気象条件は、高温・乾燥を好み、降雨・多湿の条件には、適応しません。生育温度は、15℃以上が必要で、適温は、22-30℃、夜間12-20℃・昼間25-30℃です。土壌条件は、pH6.0-6.8が最適で、根の酸素要求度が高いので、排水、保水性の良い 多孔質の土壌で、有機質に富む畑での栽培が適しています。耐病性品種として、うどんこ病・つる割れ病が実用化されており、連作障害として、抵抗性台木の利用が行なわれています。病害の、つる割病・つる枯病・急性萎ちょう病などには、特に注意が必要で、抵抗性品種の導入、排水・風通しなど圃場環境整備を含めた総合防除対策が必要となります。管理面では、育苗中に病害を発生させないよう心がけ、定植後は、初期防除を徹底し、整枝は、遅れないように行ないます。(遅れると傷口が大きくなり菌が侵入しやすくなる。)
つる割病
茎葉が急に萎ちょうして青枯れ状態となり、ついで茎の一部が割れてヤニを分泌し、のちに淡紅色の分生子塊を生じるのが特徴の病害。土壌伝染、種子伝染が主な伝染源。病原菌は、被害茎葉と共に土壌中で2−3年生存し、伝染力を保持する。発病圃場は連作しない。
土壌pHと発病・・酸性で多発、アルカリ性では減少する。
土壌水分と発病・・乾湿が繰り返されると発病が助長される。
つる枯病
茎・葉・葉柄が侵される。茎では地際が最も侵されやすく、ついで節の部分がよく侵される。つる割病のように急激に茎葉が萎ちょうする事はない。伝染源は、被害植物についている、柄子殻や、子のう殻で、これから胞子を飛散し子葉や若葉に感染し、茎が侵される。種子は健全果から採種されたものを選び、苗は、根元に灰色の病斑のある被害苗を除き、健全な苗のみを植え付ける。定植は、根元を高くし、根頭部に直接潅水しない。常に地表面を乾燥させて、土中のみを十分湿潤にする。子葉、下葉はいつまでも健全に保つように心がける。予防・治療効果があり、安全性の高い「アミスター20フロアブル」が、有効な薬剤として使用されている。アミスターは、メロンの「うどんこ病」「つる枯病」「べと病」 すいかの「つる枯病」「炭そ病」などに登録されたアゾキシストロビン20.0%の薬剤です。
栽培のワンポイント
収穫時期の目安
収穫前はできるだけ潅水を控えてください。収穫適期の判定は、着果節の葉の枯れ込みが参考になりますが、念のため交配日を控えておき、日数から見当して試しに1個食味してみるのが確実です。目安として、「モナミレッド」で交配後約50日、「ルイス」で約55日ぐらいです。
20mlの種子粒数は約250〜300粒です。(注:品種によって差があります)
メロンの仕立て方