農薬情報>殺虫剤>微生物農薬


特長
種類名 BT水和剤
有効成分 バチルス チューリンゲンシス菌の生芽胞及び産生結晶毒素 10.0%
性状 褐色水和性粒状
安全性 製品安全データシートアリスタライフサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 3年
包装 100gx50袋、500gx10袋 アルミ袋包装
作用機構分類 IRAC 11A[BT(生菌)]
  • 微生物殺虫剤であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
  • ジャックポット顆粒水和剤の殺虫成分は、アイザワイ系統ですが、クルスターキ系統のプラスミドも持っている=ハイブリッド型であるため、両系統の殺虫活性を併せ持っています。
    • アイザワイ系統のハスモンヨトウ・ヨトウガ・シロイチモジヨトウに対する効果
    • クルスターキ系統のコナガ・アオムシ・オオタバコガに対する効果
  • JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・減農薬栽培等でも使用可能です。

ジャックポット顆粒水和剤の製品ページへ
(製造・販売元 アリスタライフサイエンス(株)へのリンク)

コナガ
アオムシ
ハスモンヨトウ
オオタバコガ

ジャックポット顆粒水和剤の製品ちらし

適用害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 散布液量
とうもろこし アワノメイガ 500〜1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
ツマジロクサヨトウ 500〜1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
野菜類(はくさいを除く) コナガ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
オオタバコガ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
シロイチモジヨトウ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
アオムシ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
きゅうり ウリノメイガ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
キャベツ ヨトウムシ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
ハスモンヨトウ 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
はくさい コナガ 1000倍 散布 発生初期(但し、結球開始前まで) 100〜300L/10a
オオタバコガ 1000倍 散布 発生初期(但し、結球開始前まで) 100〜300L/10a
シロイチモジヨトウ 1000倍 散布 発生初期(但し、結球開始前まで) 100〜300L/10a
アオムシ 1000倍 散布 発生初期(但し、結球開始前まで) 100〜300L/10a
日本なし ハマキムシ類 1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 200〜700L/10a
飼料用とうもろこし アワノメイガ 500〜1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
ツマジロクサヨトウ 500〜1000倍 散布 発生初期(但し、収穫前日まで) 100〜300L/10a
各BT剤タンパク毒素の主要害虫に対する殺虫活性
Cry1Aa Cry1Ab Cry1Ac Cry1C Cry1D
コナガ
アオムシ
オオタバコガ
ハスモンヨトウ
ヨトウムシ
シロイチモジヨトウ
  • ◎:非常に高い活性を示す
  • ○:高い活性を示す
  • △:活性を示す
  • 活性が低い
  • −:不明
  • :ジャックポット顆粒水和剤中に含まれるタンパク毒素
試験成績
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 散布液は十分かき混ぜて調製し、そのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
  • アルカリ性の強い石灰硫黄合剤、ボルドー液などの農薬及びアルカリ性の強いよう面散布施用の肥料などとの混用は避けてください。
  • はくさいに対しては、薬害が生じるおそれがあるので、結球期以降の散布は注意してください。
  • 本剤は若令幼虫に有効なので、若令幼虫期に時期を失せずに散布してください。
  • 蚕に対する毒性があるので、養蚕主要県その他主要養蚕地帯及び養蚕農家、共同飼育場などの周辺では施用しないでください。また、これら以外の場所でも付近に桑園がある場合は、飛散してかからないよう風向等に十分注意して散布してください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
    2. 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用を避けること。
    3. 養蜂が行われている地区では周辺への飛散に注意する等、ミツバチの危害防止に努めること。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、本剤を初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布液調製時及び散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣類等は他のものと分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物との接触を避けてください
  • 夏期高温時の使用を避けてください。
  • 保管
    直射日光を避け、食品と区別し、なるべく低温で乾燥した場所に、密封して保管してください。
製造・販売 アリスタライフサイエンス(株)