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カルホス乳剤試験事例

ヤノネカイガラムシに対する効果

試験方法
三共株_業科学研究所の露地植えの温州みかんを用いた。
平成12年6月19日に葉をマーキングして寄生虫数を調査した後、供試樹全体に薬剤散布した。
散布28日後(7月17日)に葉を持ち帰り、実体顕微鏡下で生存虫数を調査し、効果の判定を行った。
(平成12年、三共農業科学研究所)
薬剤 希釈倍数 供試薬(供試樹) 散布前虫数(6/19) 散布後虫数(7/17)
幼虫(初齢、2齢) 未成熟 成虫 合計 生存率(%)
カルホス乳剤 1500 12(3樹) 323 5 6 11 3.4
A剤 1500 8(2樹) 332 1 12 13 3.6
B剤 1500 11(2樹) 471 24 4 28 5.9
C剤 1500 12(2樹) 442 2 18 20 4.5
D剤 2000 4(4樹) 174 1 5 6 3.4
無処理区
9(5樹) 274 10 39 49 17.8
【考察】
カルホス乳剤の1500倍処理は高い防除効果を示した。薬害は認められなかった。