農薬情報>殺菌剤


特長
■有効成分:シモキサニル・・・12.0%、マンゼブ・・・65.0%
■性状:淡黄色水和性粉末 45μm以下
■毒性:普通物
■有効年限:5年
■包装:500g×20
■作用機構分類
FRAC 27(不明)[シモキサニル]
FRAC M3(多)[マンゼブ]
  1. べと病、疫病に対し予防と治療の両方の効果を示します。
    マンゼブが植物体を外から保護し、病原菌の植物体内への侵入を阻止します。(予防効果)
    一方、植物体内に吸収されたシモキサニルが植物体を内から保護し、植物体内へ侵入した菌糸の生育及び胞子形成を阻害し、病斑の拡大を防止します(治療効果)。(べと病・疫病の防除は予防散布が基本です。病徴発現後の使用では、十分な効果は期待できません。)
  2. 優れた浸達性があり安定した効果を示します。
    シモキサニルは、植物体内にすばやく吸収され、植物体を内から保護するので、降雨による影響が少なく安定した効果を示します。
  3. フェニルアマイド剤耐性菌にも有効です。
    シモキサニルは、フェニルアマイド剤耐性菌に対しても感受性菌と同様の安定した効果を示します。
  4. 耐性菌が出にくい薬剤です。
    ヨーロッパでは20年以上シモキサニル混合剤が使用されていますが、これまで耐性菌発現の報告事例は全くありません。
適用病の範囲及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 シモキサニルを含む農薬の総使用回数 マンゼブを含む農薬の総使用回数
はくさい べと病 1000〜1500倍 散布 収穫30日前まで 1回 100〜400L/10a 3回以内 1回
きゅうり べと病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内 3回以内
すいか 褐色腐敗病 1000〜1500倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内 7回以内
つる枯病 1000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内 7回以内
メロン べと病 1000〜1500倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内 5回以内
トマト 疫病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 150〜300L/10a 3回以内 2回以内
たまねぎ 白色疫病 1000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 5回以内
べと病 1000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 5回以内
らっきょう 白色疫病 600〜800倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 100〜200L/10a 3回以内 3回以内
ぶどう べと病 1000〜1500倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内
だいず べと病 1000倍 散布 収穫45日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
ばれいしょ 疫病 600〜800倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内 10回以内(但し、無人ヘリ散布は3回以内)
使用上のポイント
  1. べと病・疫病の防除は、予防散布が基本です。カーゼートPZ水和剤は、1週間間隔で散布しますが、病害の発生初期までに予防的に散布するとより効果的です。
  2. カーゼートPZ水和剤は気象条件などからべと病、疫病の発生が多くなると予想される時期、感染のリスクが高いと想定される時期に2〜3回連続散布(1週間間隔)されることをお勧めします。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
  • 水溶性パック入りの製剤を使用する場合には、次の事項に注意すること。
    1. 濡れた手でパックに触らないこと。
    2. 外袋の開封後は一度に使い切ることが望ましい。やむを得ず保管する場合でも、出来るだけ速やかに使い切ること。
    3. 薬液の調製は容器内に所定量の水の3分の1程度を入れた後、必要量の内袋を開封せずにそのまま容器内に投入する。
      その後、よく攪拌しながら容器内に水を定量まで加える。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用は避けること。
  • ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生ずるおそれがあるので避けること。
  • 極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意すること。
  • はくさいに使用する場合、黄芯系などの葉肉の柔らかい品種には薬害を生じる場合があるので注意すること。特に大福系品種には薬害を生じるので使用を避けること。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節すること。
  • 散布液調製後はできるだけ速やかに散布すること。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
  • 薬液タンクの洗浄廃液は放置せず、速やかに安全な場所に処理すること。
安全使用・保管上の注意
  • 粉末は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
  • 粉末は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換すること。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けること。
  • 夏期高温時の使用を避けること。
  • 本剤は水産動物に影響を及ぼすが、通常の使用方法では問題ない。
  • 高温下及び湿気を吸うと分解して効力が低下するので、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。
  • 水溶性フィルムで包装した製剤は、吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を堅く閉じて保管すること。
製造:三井化学アグロ(株)