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岩手県内水稲、出穂96%5日遅れ

岩手日報社・・・2003/08/22
岩手県が21日発表した県内水稲の出穂状況(20日現在)は96%で、前回調査(15日)より17ポイント上昇した。90%出穂の盛期は県全体で17日の見込みで、平年より5日遅れ。登熟可能な出穂晩限の20日前後に間に合いそうだが、地域によってはさらにずれこみそうで、収量減少は避けられないと見られる。
地域別の出穂盛期は、県の作付面積約6万ヘクタールの25.7%を占める北上川上流が15日(平年比3日遅れ)、61.4%を占める同下流が16日(同4日遅れ)だった。
しかし、1.5%を占める下閉伊と5.9%を占める北部は21日(同8日遅れ)、5.5%を占める東南部は20日(同6日遅れ)と推定。7月の低温による障害不稔に加え、今後の登熟不良などの影響が懸念される。
盛岡地方気象台によると、13〜17日間の平均気温(盛岡)は15日の18.2度を最低にいずれも平年を下回ったほか、5日間の日照時間の合計も15.6時間と平年より9時間少なかった。
このため、県はもみが結実しているかを見極める稔実調査の日程を、当初の25日までから29日までに延期する。
減収は必至の情勢だが、20日現在の出穂状況を作況指数30の大凶作となった1993年と比較すると、ことしの方が82ポイントも高い。耐冷品種の作付け転換もあり、93年ほどの不作には至らないとみられる。
県農業研究センター専門技術員室の佐々木力上席専門技術員は「3地域の遅れについては影響が出るところもありそうだが、21日からの天候回復で多くは何とか登熟に間に合いそうだ」と分析している。

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