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前年産米、9年ぶり高値

日経・・・2003/08/26
卸間、冷夏で新米遅れ調達殺到
2002年産米の上昇ペースが加速し、1994年7月以来約9年ぶりの高値となった。冷夏で新米供給が遅れ、卸が不足分の調達を急いでいるためだ。先週2002年産米の販売凍結を解消した農水省も卸からの引き合い殺到に対応し、販売方式を変更。古米販売から先に受け付ける二段階方式に切り替えるなど影響が広がっている。
農水省、販売方式を変更
卸間市場では現在、新潟産(一般)コシヒカリが60キロ26500円前後(2002年産、検査一等)。わずか一週間で15%上昇し、凶作による「コメ騒動」直後の94年7月以来の高値を付けた。秋田産あきたこまちも前週比7%高の23000円と約9年ぶりの高値水準。
新米の出回りが二週間程度遅れ、「全国で15万〜20万トンの需要が発生した」(大手卸)。卸各社は不足分の手当てを急いでおり、店頭で主力の有名銘柄中心に引き合いが殺到している。ただ2002年産米は表示規制強化を背景に有名銘柄中心に既に品薄で「ほとんど残っていないブランド米の奪い合い」(仲介業者)となっている。
農水省も対応に追われている。同省では先週、販売を凍結していた2002年産米の一部売却を決定、約3万8千トンを売り出した。当初は古米販売を促進するため古米を申し込んだ分だけ2002年産米も申し込める「セット販売」を予定していた。
しかし2002年産米を確保するため、卸の申し込みが古米に殺到。中にはあらかじめ高い競争率を想定し「どうせ買えないと高をくくって古米にカラ同然の申し込みをした卸もいたようだ」(大手卸)。古米への申込数量は販売予定量の数倍に達したとみられる。
このため同省ではいったん受け付けた2002年産米の申し込みを無効とし、古米の申し込み分だけを先に集計。販売数量を確定したうえで、その数量に応じて2002年産米の申し込みを受け付ける手法に急きょ切り替えた。古米の販売確定数量を26日までに卸に通知し、27日に改めて前年産米の申し込みを受け付ける。

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