|
有効成分の粒子の大きさ |
|
散布液中の有効成分粒子の細かさは、銅剤が葉の表面をどれだけ密に覆えるかを決定する重要な要因です。一般的に、粒子が細かくなればなるほど葉の表面は隙間なく銅剤で覆われるので、効率よく病原菌の侵入を防ぐことができます。コサイド®3000を水に希釈すると、有効成分がこれまでのコサイド®ボルドーやコサイド®DFよりも更に細かい粒子となって分散します。細かい粒子が作物に均一に付着することにより、効率的で安定した病害防除を実現しています。 |
|
|
|
|
|
効率の良い銅イオンの溶出 |
|
銅はそのままでは殺菌効果はなく、水に溶け出した銅イオン(Cu2+)が殺菌活性を発揮します。コサイド®3000は粒子を細かくし、体積あたりの銅イオン(Cu2+)の溶出効率を改善したことで少ない量の有効成分からでも十分な殺菌効果を発揮します。 |
|
製品名 |
製剤 |
銅イオン溶出率(ppm) |
コサイド®ボルドー |
水和剤 |
5 |
コサイド®DF |
ドライフロアブル |
20 |
コサイド®3000 |
ドライフロアブル |
190 |
|
|
@ |
各製品の銅濃度が1000ppm(0.001g/1L)になるよう計量し、水に溶解する。 |
A |
銅イオンが十分溶出するまで6時間ほど攪拌し、更に一晩静置する。 |
B |
溶液中の銅イオン濃度を計測する。 |
|
|
|
|
銅皮膜の形成 |
|
コサイド®3000は、植物体表面においての銅粒子、銅皮膜、銅イオンのバランスを改善したことで、速やかな銅イオンの放出が可能になりました。「銅皮膜」とは、銅粒子から溶出した銅イオンと植物由来の有機物などが複合体となり植物体表面に形成する膜を指します。銅皮膜は、結晶状の銅粒子に比べて銅イオンの溶出率が高く速やかなため、病原菌が増加する条件下で速やかに銅イオンを放出し、殺菌効果を発揮します。 |
|
|