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特長
■種類名:バーティシリウム・レカニ水和剤
■有効成分:バーティシリウム・レカニ胞子(Verticillium lecanii
■含有量:3.0×109 spore/g
■性状:類白色水和性粉末
■包装:500g×1箱
■有効年限:6ヶ月(5℃)
  • 微生物殺虫剤であり、マルハナバチ、ミツバチ、天敵などへの影響が少なく、環境に優しい剤です。
  • マイコタールの有効成分であるバーティシリウム レカニはコナジラミ類・アザミウマ類に感染しますが、オンシツツヤコバチなどの天敵昆虫へは感染しないため、天敵との併用が可能です。
  • 従来の殺虫剤と同等の高い防除効果を発揮します。
  • 昆虫病原性糸状菌を使用した防除の為、薬剤抵抗性コナジラミ類でも防除が可能です。
  • 好条件下では、バーティシリウム レカニはコナジラミ類の死亡後、体外で胞子を作ります。胞子は水滴や徘徊する害虫に付着して広がるので、他の害虫へ二次的に感染が広がります。
  • JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物等でも使用可能です。
適用害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 散布液量
野菜類(施設栽培) コナジラミ類 1000倍 散布 発生初期 150〜300L/10a
マンゴー(施設栽培) チャノキイロアザミウマ 1000倍 散布 発生初期 200〜700L/10a
きく(施設栽培) ミカンキイロアザミウマ 1000倍 散布 発生初期 150〜300L/10a
トルコギキョウ(施設栽培) ミカンキイロアザミウマ 1000倍 散布 発生初期 150〜300L/10a

天敵等への殺虫剤・殺ダニ剤の影響表

天敵等への殺菌剤・除草剤の影響表

上手な使い方
  • 散布液の調整
    胞子の発芽を促すため、散布2〜4時間前に少量の水で懸濁しておきます。
    その後、所定量の水を加えて十分にかきまぜ、速やかに散布します。
  • タイミング
    害虫の発生初期に散布をはじめます。
  • 条件
    最適な感染条件にするために散布後少なくとも半日間は、温度を18〜28℃、相対湿度80%以上に保ちます。
  • 時間
    散布は午後遅くか夕方に行います。日中の散布は菌が乾燥する恐れがあるので、好ましくありません。
  • 箇所と回数
    特にコナジラミ類が好んで生息する葉裏や花、成長点に十分かかるようにし、7日程度の間隔で合計2〜3回散布します。
コナジラミ成虫
V.lecanii の顕微鏡写真
コナジラミの死亡状況
V.lecanii の菌糸に覆われた
コナジラミ死亡虫
防除のしくみ
  1. 散布によりバーティシリウム・レカニの胞子がコナジラミ・アザミウマの体に付着。
  2. 付着した胞子が発芽し、体表面の皮膚を貫通してコナジラミ・アザミウマの体内に侵入。
  3. コナジラミ・アザミウマ体内の水分・用糞を利用して増殖。
  4. 害虫死亡。
マイコタールに対する殺虫剤・殺菌剤の影響
影響のある殺虫剤、殺菌剤 オマイト、スプラサイド、スミチオン、ダイアジノン、ミクロデナポン、アリエッティ、アンビル、イオウフロアブル、オーソサイド、ジマンダイセン、ダイセン、ダコニール、チウラム、チルト、銅剤、バイコラール、パスポート、モレスタン、ラリー
やや影響のある殺虫剤、殺菌剤 オルトラン(水)、ダーズバン、ダニカット、テデオン、マラソン、サブロール、デラン、バイレトン、ベンレート
影響の少ない殺虫剤、殺菌剤 アクテリック、アグロスリン、アディオン、アドバンテージ(粒)、アドマイヤー、アプロード、エビセクト、カーラ、カスケード、コロマイト、ジメトエート、DDVP(乳)、ディプティック、デミリン、トリガード、ニッソラン、ハクサップ、パーマチオン、BT剤、ベジポン、ペイオフ、マイトコーネ、マシン油、マトリック、ランネート、ルビトックス、ロディー(乳)、スミレックス、トップジンM、パンソイル灌注、フルピカ、ルビゲン、ロブラール
上手な使い方
  • 散布液の調製
    希釈には地下水などをご利用ください。水道水の場合は一日くみ置きしてからお使いください。胞子の発芽をうながすため、散布2〜4時間前に本剤の所定量に少量の水を加えて懸濁させます。その後、所定量の水を加えて十分にかきまぜ、速やかに散布します。
  • 散布適期
    春から秋の温度が高い時期、特に梅雨や秋雨等の長雨期の散布が効果的です。高温・高湿度で管理される促成ピーマン等では冬場もお使い頂けますが、他の作物では冬期はボタニガードのご利用を推奨します。
  • 散布時間
    散布は午後に行い、ハウス内の湿度を80%以上の保ちます。
    ただし、夜間葉が濡れたままでは病害などを助長するおそれがありますのでご注意ください。
  • タイミング
    感染効果が得られるまで1週間〜10日程度必要となりますので、害虫の発生初期に1回目の散布をします。
  • 箇所と回数
    特にコナジラミ類やミカンキイロアザミウマが好んで生息する葉裏や花、生長点に十分にかかるようにし、7日程度の間隔で合計2〜3回散布します。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は入手後冷凍は避け、冷暗所(約5℃)に保存し、開封後は早めに使いきること。
  • 散布液の調製は、まず本剤の所定量に少量の水を加えてクリーム状になるまで十分かき混ぜ、高温や直射日光を避けられる場所で2〜4時間静置し、その後に所定量の水を加えて十分かき混ぜること。
  • 本剤の有効成分は生菌であるので、散布液調製後はそのまま放置せず、出来るだけ速やかに散布すること。
  • 使用に当たっては展着剤は加用してよいが、他の薬剤の混用は悪影響があることがあるので避けること。
  • 本剤の効果を十分に発揮させるためには、散布後半日〜3日間にわたって施設内を温度18〜28℃、相対湿度80%以上に保つことが望ましいため、午後遅くか夕方に散布し、夜間は施設内を閉め切ること。
  • 散布液は、7日程度の間隔で合計2〜3回散布することが望ましい。
  • コナジラミ類の防除に使用する場合には、コナジラミ類が好んで生息する葉裏と生長点に十分かかるようにすること。
  • トルコギキョウに使用する場合、葉液の付着により葉のクチクラ層のワックスが溶脱することがあるので、収穫間際の散布は避けること。
  • 本剤に対して高い殺菌活性を持つ薬剤があるので、本剤の使用期間中に他剤を処理する場合は十分に注意すること。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
    1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
    2. 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用を避けること。
    3. 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
  • 通常使用濃度より高濃度ではタイリクヒメハナカメムシに影響を与えるおそれがあるとの報告がある。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期及び使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関連機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗すること。
  • 散布の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換すること。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けること。
  • 夏期高温時の使用を避けること。
  • 本剤は入手後冷凍は避け、冷暗所(約5℃)に保存すること。
製造 KOPPERT(オランダ)
販売 アリスタライフサイエンス(株)