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NCS試験成績

はくさいの根こぶ病に対する試験成績


長野県農事試験場原村試験地(平成2年)
品種 郷風
発生 多発生
処理 7月18日(定植30日前)、トラクターに装着したNCS散布機を用いて、
NCS3倍希釈液を散布混和処理しポリマルチで被覆した。
くん蒸期間23日間、8月10日、16日にガス抜きを行う。
調査 10月16日、根部の羅病程度を調査
考察 NCS30g/10aポリ被覆処理は対照薬剤処理に比べ根こぶ着生程度は著しく少なく
極めて高い防除効果を示した。
1球重、出荷可能株率も著しく優り実用性は高いと思われる。薬害は認められなかった。

群馬県総農試東部分場(平成3年)
品種 新理想
発生 甚発生
処理 9月2日(定植22日前)、NCS30g/10aの3倍希釈液をトラクターで散布混和処理し、
ポリマルチで被覆した。くん蒸期間10日間、9月12日にガス抜きを行う。
調査 2月26日、根部の発病程度を調査
考察 NCS30g/10a 3倍希釈液の全面処理・土壌混和・被覆・ガス抜き処理は、対照及び
無処理に比較して根こぶの着生程度に明らかに差を生じ高い防除効果が認められた。
薬害は認められなかった。

茨城県農場総合センター園芸研究所(平成4年)
品種 大福
発生 多発生
処理 8月19日(定植30日前)、トラクターに装着したNCS散布機を用いて、
NCS3倍希釈液を散布混和処理しポリマルチで被覆した。
くん蒸期間7日間、8月26日にガス抜きを行う。
調査 12月7日、根部の発病程度を調査
考察 NCS3倍希釈液を90g/10a散布し、直ちにビニール被覆処理は対照薬剤と比較して
ほぼ同等の防除効果が認められ実用性があると思われた。
薬害は認められなかった。