農薬情報>土壌病害虫薬剤


特長
種類名 フルスルファミド粉剤
有効成分 フルスルファミド・・・0.3%
性状 淡黄色粉末 45μm以下
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 3kg袋×8、10kgx1
作用機構分類 FRAC 36(U)[フルスルファミド]
  1. キャベツ、はくさい、ブロッコリー、カリフラワー、なばな、かぶ、だいこんの根こぶ病防除に幅広く使用できます。
  2. 毎年の連用により効果がより安定します。
  3. 既存剤では防除困難な根こぶ病にも優れた効果を発揮します。
  4. きわめて低成分で安定した効果があります。
  5. 残効性に優れ、長期間効果が持続します。
  6. 土壌条件及び温度条件による効果の変動はありません。
  7. 後作物及び周辺作物に対して薬害がなく、安心して使用できます。
  8. 環境にやさしい薬剤です。

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(製造・販売元 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)

適用病害と使用方法
作物名 適用病害虫 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 フルスルファミドを含む農薬の総使用回数
ばれいしょ そうか病 60kg/10a 全面土壌混和 植付時 1回 2回以内(但し、種いも浸漬は1回以内、土壌混和は1回以内)
そうか病 30kg/10a 作条土壌混和 植付時 1回 2回以内(但し、種いも浸漬は1回以内、土壌混和は1回以内)
粉状そうか病 60kg/10a 全面土壌混和 植付時 1回 2回以内(但し、種いも浸漬は1回以内、土壌混和は1回以内)
かぶ 根こぶ病 30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
だいこん 根こぶ病 30kg/10a 全面土壌混和 は種前 1回 1回
カリフラワー 根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
ブロッコリー 根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
非結球あぶらな科葉菜類(なばな類を除く) 根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
なばな類 根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 定植前 1回 1回
根こぶ病 20〜30kg/10a 作条土壌混和 は種前 1回 1回
キャベツ 菌核病 30kg/10a 全面土壌混和 定植前 2回以内 2回以内
根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 2回以内 2回以内
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 2回以内 2回以内
はくさい 根こぶ病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
根こぶ病 20kg/10a 作条土壌混和 は種又は定植前 1回 1回
レタス 菌核病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 定植前 1回 1回
非結球レタス 菌核病 20〜30kg/10a 全面土壌混和 定植前 1回 1回

ネビジン粉剤の製品ちらし 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)
ネビジン粉剤のリーフ 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)

上手な使い方
  1. 砕土および土壌混和は丁寧に行います。
  2. 薬量を守って下さい。全面混和は10a当たり30kg、作条混和は20kgで十分です。
  3. 植穴処理は薬害が生じるおそれがあるので使用しないで下さい。
  4. 土壌混和の深さは、10〜15cmが適当です。
  5. 石灰との併用は効果を安定化します。
  6. 薬剤処理直後から余裕を持って播種または定植ができます。
  7. 根こぶ病に感染している苗を移植すると効果が劣りますので、必ず根こぶ病に感染していない健全な苗を移植して下さい。


試験結果

ネビジン粉剤の連用により、防除効果がいっそう高まります。
キャベツの根こぶ病に対する効果確認(連用)試験
群馬県農総試 高冷地分場 '90、'91 研究報告書より

  • 1年目
    • 播種:6月1日
    • 処理及び定植:7月2日
    • 調査:8月23日
  • 2年目
    • 播種:5月28日
    • 処理及び定植:6月28日
    • 調査:8月17日

ネビジン粉剤処理区
無処理区
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 本剤の所定量を作条又は全面に散布し、土壌とよく混和した後、は種、定植又は植付けすること。
  • 本剤の作条土壌混和を行う際は、本剤の所定量を畦上全面に散布し、土壌中に均一に分布するようによく混和すること。
  • つまみ菜・間引き菜には使用しないこと。
  • ばれいしょのそうか病に対しては、多発性条件では効果が劣る場合があるので注意すること。
  • みずかけなに使用する場合、水掛け開始は薬剤処理後2ヵ月以降を厳守すること。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 誤食などのないように注意すること。
  • 本剤による中毒(痙攣)の治療法としては動物実験でメトカルバモール製剤の投与が有効であると報告されている。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。
    眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
    作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。
製造: 三井化学(株)
販売: 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)