2007年3月24日に「秋田さきがけ」に掲載された、グリーンジャパンメンバー社株式会社池田の 池田 晃司社長のコラムを紹介します。

介護事業拡大も視野
 医薬品小売や調剤などの「薬局事業」と、農業資材販売など「農業関連事業」の二本柱。「医療と農業は異業種のように見られがちだが、ともに顧客の高齢化に直面し、総合的なサービスが求められる点では同じ」と語る。
 系列の薬局は由利本荘市などに計13店舗。ここ数年、市内周辺には医薬品と一緒に化粧品、日用雑貨などを扱う大手ドラッグストアの進出が顕著で、調剤薬局としてのウエートが高まっている。体調管理のアドバイスなど利用者への個別対応の強化に努めている。
 十七年にはショートステイ・デイサービス施設を設立し、介護事業にも着手した。福祉用具のレンタルや販売も行っている。「薬局もかつてのように薬だけ売れば十分という時代ではない。環境の変化に対応することが必要だ」と強調する。
 農業関連では、農薬散布用の無人ヘリコプターの販売や散布の請負防除を展開。農薬の飛散を防ぐため、県内では有人ヘリによる防除から、より飛散の少ない無人ヘリへの切り替えが進んでいる。「安全や環境への関心が高まるほど、消費者、生産農家とも残留農薬に対する意識が敏感になってきた」と話す。
 一昨年には青森県弘前市にも無人ヘリ販売の関連会社を設立。「モノがあっても使えなければ意味がない」と、年間約50人程度のオペレーター育成教習や、メンテナンスを行う整備士の育成にも力を入れる。
 介護事業の拡大なども視野に入れているが、最大の課題は人材育成。「薬局も農業関連事業も基盤となるのは人。地域の要請に応じ、社員の質の向上を図りたい」。
株式会社池田
薬種商として明治38年に創業。昭和36年に会社化し、現在は由利本荘市を中心に薬局13店舗のほか、農薬、農業資材、無人ヘリ販売などを県内や山形、青森両県で展開。従業員150人。
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