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ワンサイドP乳剤の作用特性

ワンサイドP乳剤の殺草メカニズム


本剤の有効成分フルアジホップPは、雑草の茎葉部および根部から容易に吸収され、速やかに体内の成長点および各部の分裂組織に移行し、脂肪酸生合成の開始反応を触媒するアセチルCoAカルボキシラーゼを阻害することにより細胞に必須な脂質の生合成が阻止され、植物は枯死に至ります。
本剤は、浸透移行が活発であり、その結果は多年生雑草の地下茎あるいは匍匐にまで作用し、枯死させることができるため、再生をも十分に抑制します。体内移行が速やかであるのに対して効果の発現は穏やかです。初めに草丈伸長の停止が認められ、その後新葉が退色萎凋して、遂次下部に移行し、主として古葉にアントシアンが蓄積されるために赤紫色に変色します。節部位が壊死するのは処理後およそ10〜15日です。地際の古葉まで完全枯死に至る日数は約20日程度です。