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ワンサイドP乳剤の作用特性

殺草作用


効果の発現

フルアジホップPは、処理後茎葉及び根部より植物体内に速やかに吸収・移行されます。効果の発現は穏やかで、処理後約1週間ぐらいに生育が停止、新葉の退色、赤色化などが肉眼で観察されますが、完全枯死するまでには約3週間ぐらいを要します。
処理2日後 処理1週間後 処理3週間後(完全枯死)

吸収移行

本剤の有効成分フルアジホップPは、雑草の茎葉部及び根部から容易に吸収され、速やかに体内の成長点及び各部の分裂組織に移行します。
メヒシバの処理時 処理15日後
部にワンサイドP2500ppmを塗布 植物全体に移行し、特に生長点に作用している

植物体内の移行性

本剤の有効成分フルアジホップPは、吸収移行が活発であり、その結果は匍匐茎や地下茎まで作用し、再生も十分に抑制するので多年生イネ科雑草をも枯殺することができます。
【植物体内移行性試験】
ワンサイドP乳剤をギョウギシバの先端を浸漬処理したところ、匍匐茎の全節及び株基部からの萌芽が完全に抑制され、最終的に個体全体が枯死した。
石原産業(株)中央研究所
供試薬剤 処理部
枯殺力
節位からの萌芽再生度 株基部からの
萌芽再生度
処理部からの節位
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ワンサイドP乳剤
1500ppm
10 - - - - - - - - - - - - +
A乳剤(イネ科専用)
1500ppm
10 - - - - + + + +++ +++ +++ ++ ++ +++
B液剤(移行型)
2000ppm
10 - - - - + + + + + + + + +〜++
C液剤(接触型)
1500ppm
10 +++ +++ +++ +++ ++ +++ +++ +++ +++ +++ ++ ++ +++
注; 処理部枯殺力:1(効果なし)〜10(完全枯殺)
萌芽再生度:-(萌芽なし)〜+++(無処理と同等)