- 本品は薬剤を充てんした水溶性のカプセルをスリット入りのポリエチレンカードリッジに収納しています。そのままお使いください。
- 体調のすぐれない時には作業をしないでください。
- 本剤は害虫の発生(ふ化)前に処理しないと効果がありません。例年の発生状況を考慮して必ず発生前に処理を行ってください。
- 通常の作業で必要な道具は、電動ドリル、ハンマー、そしてカートリッジを打ち込む際に用いるポンチ(直径約9mm)です。(図1)
- 地上15cmの幹周囲に10cm間隔で穴をあけます。打てない場合は上下にずらしても問題はありません。(図2)
- 直径11mmの穴をあけると差し込みが簡単です。
- 穴の深さは先端が平らな鉛筆などを用いて計れます。(図3)
- 処理樹にあける最適な穴の長さは「カートリッジの長さ+外皮の厚さ」です。つまり、打ち込み後のカートリッジの後部面が、外皮のすぐ内側に位置するように穴をあけます。(図4)
- 穴が深くなりすぎるとやり直しができないので、ドリルの刃に印を付けるなどして、穴の深さを調節してください。
- 穴あけ後はすみやかにカートリッジを差し込み、ポンチとハンマーで打ち込みます。(図5、図6)
- 必要以上に深くあるいは浅く打ち込まないように気を付けます。(図7)
- 主幹がなく地際から分技した木には、各々の分技した枝元に施用します。(図8)
- 打ち込んだ穴にヤニ等の心配がある場合は、打ち込み直後に癒合剤などの塗布をおすすめします。
- 毎年同じ場所には打たないでください。
- 打ち込んだ穴は外皮の厚さ、植栽地域での生長速度にもよりますが半年〜1年で癒合が進行し、2年程度でふさがります。
- 薬剤を直接包んでいるカプセルは水溶性なので、降雨時の作業は避けてください。
- 樹勢の弱った木、悪条件下に植栽された木、極端な老木への施用は避けてください。
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