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特長
種類名 フェンヘキサミド水和剤
有効成分 フェンヘキサミド・・・50.0%
性状 暗褐色水和性細粒
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートバイエル クロップサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 4年
包装 500gx10袋x2
作用機構分類 FRAC 17(G3)[フェンヘキサミド]
  • 顆粒水和剤なので使いやすい。
    顆粒水和剤なので、薬剤調製時の計量が容易なだけでなく、粉たちによる薬剤吸入の心配がないので使用者にとって使いやすい。
  • 新規化学構造を持つ全く新しい系統の殺菌剤。
    ヒドロキシアニリド系の新規化合物フェンヘキサミドを50%含む。
  • 灰色かび病および灰星病に有効な薬剤。
    ぶどう、かんきつの灰色かび病及びももの灰星病に高い効果を示す。
  • 優れた予防効果と長い残効性を有する。
    病原菌の胞子の発芽管伸長を強く抑制するので、発病前の散布で高い予防効果を発揮し、長い残効性を示す。
  • 既存の薬剤耐性菌に対しても高い効果を示す。
    全く新しい系統の薬剤なので、既存のベンズイミダゾール系薬剤耐性菌、ジカルボキシイミド系薬剤耐性菌、ジェトフェンカルブ系薬剤耐性菌に対しても高い効果を示す。
  • ワイン醸造に問題ありません。
    アルコール発酵、マロラクティック発酵に全く影響がないので、醸造用ぶどうにも安心して使えます。

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(製造・販売元 バイエル クロップサイエンス(株)へのリンク)

適用病害及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 フェンヘキサミドを含む農薬の総使用回数
あずき 灰色かび病 1000〜1500倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
いんげんまめ 灰色かび病 1000〜1500倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
かんきつ 灰色かび病 1000〜1500倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
おうとう 灰星病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
幼果菌核病 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
もも 灰星病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
すもも 灰星病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
ぶどう 白腐病 1000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
灰色かび病 1000〜1500倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
ホップ 灰色かび病 1500〜3000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内

パスワード顆粒水和剤の製品カタログ  (バイエル クロップサイエンス(株)へのリンク)

試験成績
もも/灰星病
  • 品種:フレーバートップ12年生
  • 区制:1区1樹 2連制
  • 処理月日:
    7/17、8/2、8/15、6/8、6/10収穫時に接種
  • 調査月日:
    8/25、30 樹上発病調査
おうとう/灰星病
  • 品種:
    佐藤錦(コルト台)15年生 雨よけテント
  • 区制:1区1樹
  • 処理月日:
    5/15(幼果期)、5/26(着色初期)、6/8、6/10収穫時に接種
  • 調査月日:
    6/16(収穫・接種6日後)
ぶどう/灰色かび病
  • 品種:
    キャンベル・アーリー24年生
  • 区制:1区1樹 3連制
  • 処理月日:
    5/17(花穂伸長期)、6/3(満開期)
  • 調査月日:
    6/10 1区 100房x3反復
かんきつ/灰色かび病
  • 品種:興津早生24年
  • 区制:1区2樹 2連制
  • 処理月日:計2回
    5/12(満開前)、5/26(落弁期)
  • 調査月日:7/5 1樹 約100果
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節して下さい。
  • おうとうに使用する場合、着色期以降の散布では、果実に汚れを生じる恐れがありますので注意して下さい。
  • 本剤の使用に当っては使用量・使用時期・使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用・保管上の注意
  • 粉末は眼に対して刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 直射日光を避け、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消化剤等で消化に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。
製造:バイエル クロップサイエンス(株)