農薬情報＞殺虫剤


特長
■ 種類名 ： フェンプロパトリンエアゾル
■ 有効成分 ： フェンプロパトリン・・・0.020％
■ 性状 ： 無色透明液体
■ 毒性 ： 普通物
■ 安全性 ： 製品安全データシート （住友化学（株）へのリンク）
■ 有効年限 ： 5年
■ 包装 ： 480mlｘ30本
■ 作用機構分類 ： IRAC 3A［フェンプロパトリン］
  • ヒメボクトウやカミキリムシ類を省力防除
  • いつでもどこでも防除できるハンディタイプ
    携帯性に優れているので、管理作業の合間でも気軽に防除できます。
    また、害虫に応じてノズル式と噴射式が切り替え可能な2ウェイノズルを採用しました。
  • 接触毒で高い殺虫効果
    接触毒性に優れているので、食入孔に潜む害虫に高い効果を発揮します。
    また、ヒメボクトウではフラッシングアウト（追い出し効果）が認められることもあり、食入孔から出てきた害虫は死に至ります。
  • 低温時でも効果が安定
    春、秋などの低温時においても、安定した効果をもたらします。
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（製造・販売元 住友化学（株）へのリンク）
適用害虫と使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数・使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 フェンプロパトリンを含む農薬の総使用回数
果樹類(かんきつ、りんご、なし、びわ、もも、すもも、うめ、おうとう、ぶどう、かき、マンゴーを除く) カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 5回以内
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 5回以内
かんきつ カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 9回以内（但し、噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 9回以内（但し、噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内）
なし カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
ヒメボクトウ 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
りんご カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
ヒメボクトウ 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
びわ カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 9回以内（但し、噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 9回以内（但し、噴射は5回以内、散布及びくん煙は合計4回以内）
おうとう カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
もも カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 10回以内（但し、噴射は5回以内、散布は5回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 10回以内（但し、噴射は5回以内、散布は5回以内）
うめ カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 8回以内（但し、噴射は5回以内、散布は3回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 8回以内（但し、噴射は5回以内、散布は3回以内）
すもも カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
ぶどう カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
コウモリカ゛ 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
マンゴー カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 7回以内（但し、噴射は5回以内、散布は2回以内）
かき カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 8回以内（但し、噴射は5回以内、散布は3回以内）
スカシバ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 収穫前日まで 5回以内 8回以内（但し、噴射は5回以内、散布は3回以内）
花き類・観葉植物 アブラムシ類 噴射 - 6回以内 6回以内
ばら ゴマダラカミキリ 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 - 6回以内 6回以内
樹木類 アブラムシ類 噴射 - 6回以内 6回以内
カミキリムシ類 樹幹・樹枝の食入孔にノズルを差し込み噴射 - 6回以内 6回以内
カミキリムシ類成虫 噴射 - 6回以内 6回以内
クビアカツヤカミキリ(さくら) 噴射 成虫発生初期 6回以内 6回以内
ケムシ類 噴射 - 6回以内 6回以内
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製品ちらし「総合版」「果樹・樹木版」 （住友化学（株）へのリンク）
ロビンフッドの技術資料 （住友化学（株）へのリンク）
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • ヒメボクトウ、カミキリムシ類に使用する場合、以下の点に注意する。
    1. 幼虫の食入が進むと効果が劣る場合があるので、食入初期に使用する。
    2. 適用害虫の食入孔にノズルを差し込み、薬剤が食入孔から逆流するまで噴射する。
    3. 逆流した薬液が果実や葉にかからないように注意する。
  • カミキリムシ類成虫に対して使用する場合は、害虫の体が薬液で濡れるように十分量噴射する。
  • 樹木類のケムシ類、アブラムシ類および花き類・観葉植物に使用する場合、植物体への近接噴射は冷害を生じるおそれがあるので、30 ㎝以上離れた所から１～３秒間ずつ断続して茎葉が濡れる程度に噴射する。特に新芽、新葉、蕾、花弁には十分注意する。
  • 日中高温時、強風時、降雨前の使用はさける。
  • ぼけには薬害を生じるおそれがあるので、使用はさける。
  • 自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に噴射液がかかると変色するおそれがあるので、噴射液がかからないよう注意する。
  • 使用後の空缶は戸外でボタンを押してガスを出しきったことを確認してから捨てる。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 蚕に長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用しない。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
    1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにする。
    2. 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさける。
    3. 関係機関（都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等）に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努める。
  • 本剤による中毒の治療法としては、動物実験でメトカルバモール製剤の投与が有効であると報告されている。
  • 眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。使用後は洗眼する。
  • のど、鼻、皮膚などを刺激する場合、また、かゆみを生じる場合があるので注意する。
  • 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。
  • 街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後（少なくとも使用当日）に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
  • 取扱いには注意する。
  • 人に向かって噴射しない。
  • 危険物第４類第２石油類に属するので火気に十分注意する。
  • 高圧ガスを使用した可燃性の製品であり、危険なため、下記の注意を守る。
    • 炎や火気の近くで使用しない。
    • 火気を使用している室内で大量に使用しない。
    • 高温にすると破裂の危険があるため、直射日光の当たる所や火気等の近くなど温度が40℃以上となる所に置かない。
    • 火の中に入れない。
    • 使い切って捨てる。
製造・販売： 住友化学（株）