農薬情報>殺虫剤>性フェロモン剤
資材情報>誘引捕殺

特長
■包装規格
:予察用ルアー 1個x6
:専用トラップ 2台
:専用粘着板 12枚
  • 優れた誘引性があるため、難防除害虫「オオタバコガ」の発生状況を確認できます。
  • 誰でも、何処でも簡単に使用できます。
  • 指導機関と同水準の発生予察が可能になります。
オオタバコガの性質
オオタバコガは南北アメリカを除く全世界に広く分布する害虫で、ワタの害虫として有名です。これまで、日本ではトマトやキクでまれに被害が認められる程度であったが、1994年に関西〜九州で大きな被害が認められて以降、急速に全国に被害が拡大しました。
幼虫は雑食性で、トマト、なす、レタス、オクラ、すいか、トウモロコシなど多くの作物を加害します。
殺虫剤に対する抵抗性が発達し、効果を示す薬剤が少ない上、ふ化後まもなく作物体に侵入する性質を持つため、防除が非常に難しいです。
発生予察用資材を用いて防除時期を的確に把握することが、防除上重要です。
SEルアー(オオタバコガ用)を用いたオオタバコガの発生予察
オオタバコガは殺虫剤に対する抵抗性が強く、ふ化直後に作物に潜り込む性質があるため防除が難しく、殺虫剤を効果的に使用するには、防除時期を的確に把握する必要があります。
オオタバコガの発育は25℃ではおおよそ下図のようになります。
防除適期は若令幼虫の時期で、成虫の発生から約1週間前後が防除適期に当たります。(発育状況は地域・気温によって異なります。実際には、各地域の指導機関にご相談下さい。
使い方
  • 発生予察を行なう圃場の見通しの良い場所にトラップを設置します。
  • トラップは適当な支柱・台を利用して地上から50〜150cmの高さ(作物に隠れない高さ)に、粘着板が水平になるように設置します。
  • 粘着板の指定位置にSEルアーを置きます。
  • SEルアーに誘引され粘着板に捕殺されたオオタバコガの雄成虫数を定期的に調査します。
  • 粘着板は調査毎(誘引数が少ない時は継続使用)に、SEルアーは1ヶ月毎に交換して下さい。
使用上の注意
  • 未使用のSEルアーは冷蔵庫で保管します。開封後は速やかに使用して下さい。
  • 粘着板は粘着面を水平にして保管します。
  • オオタバコガの誘引数が多くなると、粘着面が覆われ誘殺効果が下がります。このような場合には、早めに粘着板を交換して下さい。(50〜70頭程度を目安にして下さい。)
  • オオタバコガ以外の昆虫が誘殺される場合があります。(ニカメイチュウ、シバツトガなど)
  • 誘引が阻害される場合がありますので、他のフェロモンルアーと併用しないで下さい。また、他害虫のフェロモントラップとは10m以上離して下さい。
  • 使用後のルアーを圃場に放置しないで下さい。
  • オオタバコガの発生予察専用の資材です。これ以外の使用には適しません。
製造:サンケイ化学(株)