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特長
種類名 プロシミドン水和剤
有効成分 プロシミドン・・・50.0%
性状 類白色水和性粉末63µm以下
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート住友化学(株)へのリンク)
有効年限 4年
包装 100gx100袋、500gx20袋
作用機構分類 FRAC 2(E3)[プロシミドン]
  • 灰色かび病、菌核病、灰星病、うり類のつる枯病などに卓効を示す。
  • 効果の持続性が長く、植物体への浸透移行性もあるので耐雨性にもすぐれ、予防効果が極めて高い。
  • 病斑進展阻止効果により、発病前の予防的使用から初発直後の治療的使用まで散布適期の幅が広い。
  • 一部の薬剤耐性菌に対してもすぐれた効果が期待できる。
  • 人畜・魚介類に対する毒性は低く、ミツバチ、カイコなどの有用昆虫に対する影響は極めて少ない。

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(製造・販売元 住友化学(株)へのリンク)

適用病害と使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数・使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 適用場所 散布液量 プロシミドンを含む農薬の総使用回数
小麦 雪腐大粒菌核病 1000倍 散布 収穫75日前まで 2回以内 60〜150L/10a 2回以内
ばれいしょ 菌核病 1000〜1500倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
にんじん 菌核病 1500倍 散布 収穫30日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
たまねぎ 灰色かび病 1000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
灰色かび病 16倍 無人航空機による散布 収穫前日まで 5回以内 2.4L/10a 5回以内
灰色腐敗病 1000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
小菌核病 1000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
にんにく 黒腐菌核病 種球重量の0.4% 種球粉衣(湿粉衣) 植付前 1回 - 1回
ねぎ 黒腐菌核病 1000倍 株元散布 収穫21日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
小菌核腐敗病 1000倍 株元散布 収穫21日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
あずき 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
灰色かび病 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
いんげんまめ 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
だいず 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
らっかせい 汚斑病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
きゅうり 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、常温煙霧は2回以内)
つる枯病 1000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、常温煙霧は2回以内)
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、常温煙霧は2回以内)
灰色かび病 200g/10a 常温煙霧 収穫前日まで 2回以内 温室、ビニールハウス等の密閉できる場所 10L/10a 6回以内(但し、常温煙霧は2回以内)
食用へちま 菌核病 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ズッキーニ 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内
とうがん 菌核病 2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かぼちゃ 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
すいか 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
つる枯病 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
メロン 菌核病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
トマト 灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
なす 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 6回以内 100〜300L/10a 6回以内
灰色かび病 250g/10a 常温煙霧 収穫前日まで 6回以内 温室、ビニールハウス等の密閉できる場所 5L/10a 6回以内
ピーマン 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
黒枯病 1000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ししとう 黒枯病 5000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
キャベツ 菌核病 2000〜3000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
レタス 菌核病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
いちご 菌核病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
灰色かび病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
かんきつ(みかんを除く) 灰色かび病 1500〜3000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
みかん 灰色かび病 1500〜3000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
りんご モニリア病 1000倍 散布 収穫90日前まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
びわ 灰色かび病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
おうとう 灰星病 1000〜1500倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
もも 灰星病 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
あんず 灰星病 1500倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
すもも 灰星病 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 1回 200〜700L/10a 1回
マンゴー 軸腐病 1000倍 散布 収穫21日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
リアトリス 菌核病 1000倍 30分間種茎浸漬 種茎冷蔵保存前 1回 - 1回
たばこ 菌核病 1000〜2000倍 株元灌注 大土寄時 1回 200mL/株 1回

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効果・薬害などの注意
効果・薬害などの注意
  • 散布液調製後はそのまま放置せずできるだけ速やかに散布する。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液など強アルカリ性薬剤との混用はさける。
  • 水溶性内袋入りの製剤を使用する場合は、次の事項に注意する。
    1. 内袋はぬれた手で触れない。
    2. 外袋の開封後は一度に使い切ることが望ましい。やむを得ず保管する場合でも、できるだけ速やかに使い切る。
    3. 薬液調製の際は、容器内の水に内袋を開封せずそのまま投入し、よく撹拌する。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守る。
    1. 散布は各散布機種の散布基準に従って実施する。
    2. 散布機種に適合した散布装置を使用する。
    3. 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行う。
  • 定植直後又は幼苗、軟弱苗等には薬害を生ずるおそれがあるので、使用はさける。
  • 高温時の散布は薬害を生ずる場合があるので注意する。
  • トマトは薬害を生じやすいので、下記の注意事項を厳守する。
    1. 次の条件の場合は使用しない。
      1. 生育が一時停止するような低温にさらされることがある栽培をしている場合。
      2. 軟弱徒長気味な栽培となっている場合。
      3. 微量要素欠乏又はその疑いのある場合。
      4. 高温多湿条件の場合。
    2. 使用する場合は次の注意を守る。
      1. 有機リン剤との混用はさける。
      2. 散布液はできるだけ所定範囲内の低濃度(2000倍液)で使用する。
      3. 所定の薬量を厳守し、薬量過剰にならないようにする。
      4. くり返し使用する場合は散布間隔を十分(14日以上)あける。
  • あぶらな科作物(特に白菜、だいこん、ストック)には薬害を生ずるおそれがあるので付近にある場合にはかからないように注意して散布する。
  • 薬剤耐性菌の出現を防ぐため本剤の過度の連用はさけ、なるべく作用性の異なる薬剤と組合わせて輪番で使用する。
  • キャベツに使用する場合は、薬液がかかった葉に極く微小な薬斑を生ずることがあるので、使用濃度を厳守する。
  • ハウス等の常温煙霧用として使用する場合は特に次の事項に注意する。
    1. 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧する。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受ける。
    2. 作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉しておく。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気して入室する。
安全使用・保管上の注意
  • 眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • 皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
  • 使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
  • 常温煙霧においては、薬剤処理中はハウス内に入らない。また、薬剤処理終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室する。
製造:住友化学(株)
販売:日本農薬(株)