農薬情報>土壌病害虫薬剤

特長
種類名 パスツーリア ペネトランス水和剤
有効成分 パスツーリア・ペネトランス胞子 1.0×10(9 乗)個/g
性状 褐色水和性細粒および微粒
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートサンケイ化学(株)へのリンク)
有効年限 3年
包装 100gx1

本剤は、天敵微生物パスツーリア・ペネトランスを有効成分とする土壌中のネコブセンチュウ密度を低減させる画期的な資材です。ネコブセンチュウに寄生したパスツーリア・ペネトランスは、根に侵入した線虫体内の栄養を収奪し、増殖することによって線虫卵の増殖を抑え、次世代の線虫密度を低減させて線虫被害を抑えることができます。

  • 本剤は天敵微生物農薬(パスツーリア ペネトランス菌)でネコブセンチュウに寄生し、土壌
     中のセンチュウの増殖を抑制し、センチュウ害を低減します。
  • 本剤の有効性分パスツーリア ペネトランス菌はネコブセンチュウを餌にして自己増殖します。またセンチュウに遭遇しなくても土壌中で数年間生存するため、長い残効が期待できます。
  • パスツーリア ペネトランス菌は温度条件、水分条件等の環境変化に強いため、本剤は通常の水和剤と同様に常温で保管できます。
  • ネコブセンチュウのみに寄生するため、他の生物相に影響を与えることはありません。

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(製造・販売元 サンケイ化学(株)へのリンク)

適用害虫と使用方法
作物名 適用病害虫 使用量 使用方法 使用時期 散布液量
野菜類 ネコブセンチュウ 1〜5kg/10a 土壌表面に散布し混和 定植前 150〜200L/10a
ネコブセンチュウ 0.5g/穴 植穴土壌灌注 定植時 1L/穴
いちじく ネコブセンチュウ 1〜5kg/10a 土壌表面に散布 生育期 300L/10a
ネコブセンチュウ 1〜5kg/10a 土壌表面に散布し混和 定植前 150〜200L/10a
いも類 ネコブセンチュウ 1〜5kg/10a 土壌表面に散布し混和 定植前 150〜200L/10a
ネコブセンチュウ 0.5g/穴 植穴土壌灌注 定植時 1L/穴

パストリア水和剤の技術情報 (サンケイ化学(株)へのリンク)
パストリア水和剤の製品ちらし(九州版) (サンケイ化学(株)へのリンク)
パストリア水和剤の製品ちらし(全国版) (サンケイ化学(株)へのリンク)

効果的使用のために
  • 前作でネコブセンチュウ害が部分的に出現した場合は、本剤を所定量の割合で被害場所に使用します。
  • 本剤の有効成分は根内部で生産されます。後(次)作の効果を高めるため収穫後の作物根部を土壌中に戻します。
  • 本剤はネコブセンチュウに寄生して効果を発揮しますので、ネコブセンチュウの生息密度が高い作物の生長した根の深さまでに土壌混和します。
土壌中の病原菌の生息深度
病原菌 生息適域(cm) 生息限界(cm)
白絹病菌 0〜5 10
疫病菌 0〜5 15
ネコブ病菌 0〜5 20
ピシウム菌 0〜10 20
リゾクトニア菌 0〜15 20
フザリウム菌 0〜25 40
バーティシリウム菌 0〜25 40
紫紋羽病菌 10〜40 50
白紋羽病菌 10〜45 50以上
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は水に溶けにくいので、所定量の水に少量ずつ撹拌しながら加え、均一に分散させて散布液にしてください。
  • 定植前に使用する場合、圃場に均一に散布し、土壌中に均等に分布するように良く混和してください。
  • 本剤はネコブセンチュウに寄生する天敵なので、本線虫の被害があるところで使用してください。
  • 本剤は直接殺線虫力がないので、線虫密度が高い場合は効果が劣るおそれがあることから、既存殺線虫剤と併用することをおすすめします。殺線虫剤を使用しない場合は、太陽熱処理等土壌中の線虫密度を低くする技術との併用をおすすめします。
  • 本剤は連作することによって土壌中の菌密度が高まり、土壌中の線虫密度が低くなります。作物の根部には菌が生産されているので、収穫後の根部は土壌中に戻すことをおすすめします。
  • クロルピクリンは本剤に影響を与えるので併用しないでください。
  • 本剤は生育期のいちじくに使用する場合は、土壌表面散布後灌水等により土壌中に均等に分布させる処置を行なってください。
  • 本剤は施用後土壌に定着し、作物を連作することにより数年にわたり菌密度が高くなり、線虫被害を抑えることができます。又、永年作物であるいちじくでは数年経過することによって同様に線虫被害を抑えることができます。従って、ホンジアの使用方法については、病害虫防除所等の関係機関の指導を受けることをおすすめします。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分に確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。使用後は洗眼してください。
  • 本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
発売元:サンケイ化学(株)