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特長
種類名 マシン油乳剤
有効成分 高度製剤マシン油・・・97.0%
性状 淡緑色透明可乳化油状液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートOATアグリオ(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 10L×2缶、20L缶入り
作用機構分類 FRAC NC(NC)[マシン油]
  • 高級潤滑油を原料に開発した高度精製マシン油乳剤です。
  • 抵抗性ハダニ類にも高い効果があります。
  • 浸透性に優れ、粗皮下、樹皮の割れ目などで越冬する害虫にも高い効果があります。
  • 従来のマシン油乳剤に比べ生理障害を軽減できます。
  • 有機農産物の日本農林規格(有機JAS)に適合する農薬です。

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(製造・販売元 OATアグリオ(株)へのリンク)

適用害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 散布液量 適用農薬名
きゅうり うどんこ病 200倍 散布 - 100〜300L/10a
ハダニ類 200倍 散布 - 100〜300L/10a
すいか ハダニ類 100〜150倍 散布 - 100〜300L/10a
なす ハダニ類 100〜150倍 散布 - 100〜300L/10a
いちご ハダニ類 100〜150倍 散布 - 100〜300L/10a
かんきつ カイガラムシ類 60〜80倍 散布 12月〜3月 200〜700L/10a
ヤノネカイガラムシ幼虫 100〜200倍 散布 夏期 200〜700L/10a
ハダニ類 100〜200倍 散布 4月〜5月 200〜700L/10a
ハダニ類 60〜80倍 散布 12月〜3月 200〜700L/10a
ハダニ類 100〜200倍 散布 夏期 200〜700L/10a
なし カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ハダニ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
設定なし 本剤でベノミル剤を20倍に希釈し、塗布する ベノミル剤
りんご カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ハダニ類 100倍 散布 展葉期(発芽後2週間まで) 200〜700L/10a
ハダニ類 50倍 散布 芽出し直前直後 200〜700L/10a
ハダニ類 25倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ハダニ類 200倍 散布 展葉期(発芽後3週間まで) 200〜700L/10a
びわ カイガラムシ類 100倍 散布 8月〜9月 200〜700L/10a
おうとう カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
カイガラムシ類 100倍 散布 発芽後2週間まで 200〜700L/10a
もも カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ハダニ類及び越冬卵 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ネクタリン カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
ハダニ類及び越冬卵 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
小粒核果類(うめ、すももを除く) カイガラムシ類 50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
うめ カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
すもも カイガラムシ類 20〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
かき カイガラムシ類 25〜50倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
キウイフルーツ カイガラムシ類 30倍 散布 発芽前 200〜700L/10a
クワシロカイガラムシ 100〜150倍 散布 5月〜9月 1000L/10a
クワシロカイガラムシ 50〜100倍 散布 10月〜3月 1000L/10a
チャトゲコナジラミ 100〜150倍 散布 5月〜9月 200〜400L/10a
チャトゲコナジラミ 50〜100倍 散布 10月〜3月 200〜400L/10a
チャノナガサビダニ 50〜150倍 散布 10月〜3月 200〜400L/10a
チャノナガサビダニ 100〜150倍 散布 5月〜9月 200〜400L/10a
カンザワハダニ 50〜150倍 散布 10月〜3月 200〜400L/10a
カンザワハダニ 100〜150倍 散布 5月〜9月 200〜400L/10a
クワシロカイガラムシ 30倍 散布 12月〜3月 50〜200L/10a
クワシロカイガラムシ若齢幼虫 50〜60倍 散布 5月〜11月 50〜200L/10a
クワシロカイガラムシ
ヤノネカイガラムシ
上手な使い方
かんきつの使用時期(例)
木の成長 倍数
休眠期 (12〜1月)
60〜80倍
発芽期 (発芽期)
60倍
新梢伸長 (4〜5月)
100〜200倍
開花期
落花・幼果期 (6〜7月上旬)
150〜200倍
※4〜5月の使用は12〜3月にマシン油を使用されない場合に散布。
りんごの使用時期(例)
木の成長 倍数
発芽期 25〜50倍
芽出し直前直後 50倍
展葉期(発芽2週間まで) 100倍
茶の使用時期(例)
木の成長 倍数
クワシロカイガラムシ幼虫ふ化期
5月〜9月※1
100〜150倍
秋茶摘採後
10月〜3月
50〜100倍
※1 摘採直後の幼虫発生期に散布し、摘採前4週間は使用しない。
散布量を十分にし樹幹がよくぬれるようにする。株元に十分
かかるようにする。
適用害虫及び使用方法
効果・薬害などの注意
  1. 散布の際はマスク、手袋などをして散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足などの皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  2. 高温時の散布では薬害を生じやすいので、散布は日中を避け朝夕の涼しい時に所定濃度範囲の低濃度で行ってください。
  3. 散布直後の降雨は、効果が低下するので、特に冬期散布においては、好天の続く時に使用してください。
  4. 調製した薬液は速やかに散布してください。
  5. 石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性薬剤やジチアノン剤、TPN剤などの水和剤及び銅剤との混用は避けてください。
  6. かんきつに使用する場合は下記の事項に注意してください。
    1. 散布後、葉(特に旧葉)に油浸斑を生じることがありますが日数の経過に従って、消失し、落葉を助長することはありません。但し、かんばつ等で樹勢が弱っている場合には散布しないでください。
    2. ジチアノン剤との近接散布は果実に薬害を生じる危険があるので避けてください。
    3. 3月に使用する時は、なるべく早めに散布してください。この場合、石灰硫黄合剤の散布は避けてください。
    4. ジメトエート剤との混用はヤノネカイガラムシ第1世代防除時期には、樹勢により落葉を助長することがあるので避けてください。
    5. 4〜5月の本剤の使用は、12〜3月にマシン油乳剤等の使用されない場合のミカンハダニの防除に使用してください。
  7. 茶の5〜9月の使用は、摘採直後の幼虫発生期に行い、摘採前4週間は使用しないでください。
  8. 桑に使用する場合には、発芽後の散布は薬害を生じるので、冬期又は夏切直後に使用してください。
  9. クワシロカイガラムシ対象の場合は、散布量を十分にし、樹幹がよくぬれるように散布してください。特に茶は株元に十分かかるように散布してください。
  10. りんごに使用する場合、芽出し直後の散布は時期を失しないようにしてください。遅れて散布すると、葉の周囲が褐変することがあるので、使用濃度に注意してください。
  11. 果菜類に使用する場合は下記の事項を守ってください。
    1. 幼苗期の散布は薬害を生じる恐れがあるので避けてください。また、連続散布する場合の散布間隔は7日以上あけるとともに、過度の連用は避けてください。
    2. 収穫間近に散布すると、果実にオイル光を生じることがあるので留意してください。
    3. ハダニ類に対しては速効性が不十分であり、また、1回散布では効果が不十分であるので、なるべく発生初期に7〜10日間隔でくり返し散布してください。
    4. うどんこ病に対しては、病害の発生前〜発生初期から7〜10日間隔でくり返し散布してください。発病後の1回散布では十分な効果は得られないので注意してください。
    5. いちごに使用する場合、急激な気温上昇時は、がく焼けを助長するので使用を避けてください。また、軟弱苗や異常高温時は薬害を助長するので使用を避けてください。他剤との混用及び近接散布は薬害が生じ易くなる恐れがあるので、避けてください。
    6. すいかに使用する場合、着果後の散布は果実の外観を悪くすることがあるので、所定濃度範囲の低濃度で使用するか、なるべく果実にかからないように散布してください。
  12. すももに使用する場合は、高濃度での散布は薬害を生じる恐れがあるので所定濃度で使用してください。
  13. 自動車などの塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
  14. 使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意してください。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  15. 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  16. 使用残りの薬液が生じないよう調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  17. 危険物第四類第三石油類に属するので火気には十分注意してください。
  1. 農業用マルチに散布液がかかると変形する恐れがあるので散布液がかからないよう注意してください。
貯蔵上の注意
  • 火気を避け、食品と区別して、直射日光が当たらない低温で子供の手の届かない場所に密栓して保管してください。
販売 OATアグリオ(株)