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農薬最大手シンジェンタが子会社清算へ

--- 日本農薬に事業譲渡 ---
日本経済新聞・・・2002/08/10
世界最大の農薬メーカー、スイス・シンジェンタは9日、全額出資の農薬子会社トモノアグリカ(静岡市)の有機銅剤事業などを10月1日付で日本農薬に営業譲渡すると発表した。譲渡後にトモノを清算する方針だ。シンジェンタは世界的に生産体制のリストラを進めており、トモノの事業譲渡・清算もその一環。
日本農薬へ譲渡するのは、作物の殺菌剤として使用する有機銅剤などの事業。売却額は公表していない。トモノの約60人の社員の一部は日本農薬に移管し、シンジェンタでも一部を受け入れる方針。12月をメドに唯一の生産工場である島田工場を閉鎖する。
シンジェンタは2001年9月にトモノアグリカを完全子会社化した。
その後、トモノが手がけていた農薬成分(原体)の混合事業などを徐々に本体に吸収し、トモノの売上高は20億円程度まで縮小していた。
日本農薬は有機銅剤事業を買収することで品揃えの補完を狙う。国内の農薬需要は減反や就農人口の減少などで低下傾向が続いており、再編が加速している。