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特長
種類名 スルホキサフロル水和剤
有効成分 スルホキサフロル・・・9.5%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートコルテバ・アグリサイエンスへのリンク)
有効年限 5年
包装 250mL×40、5L×4、ダンボール箱
作用機構分類 IRAC 4C[スルホキサフロル]
  • スルホキシイミン系の新規殺虫剤です。
    現在の知見において、既存のどの系統の殺虫剤とも交差抵抗性は認められていません。
  • 幅広い種類のカメムシ目害虫に効きます。
    20種以上のアブラムシ類とコナジラミ類に対して、卓越した効果が確認されました。
  • 浸透移行性と浸達性に優れ、残効性があります。
    散布後に展葉してくる新葉にも有効成分が移行し、一定期間防除効果が期待できます。
  • 速効性があります。
    散布後すぐにストレッチ症状が観察され、数時間後には多数の虫が落下し死亡します。(カイガラムシ類を除く)
  • 耐雨性があります。
    薬液乾燥後、降雨があっても良好な防除効果が期待できます。

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(製造元 コルテバ・アグリサイエンスへのリンク)

適用作物及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 スルホキサフロルを含む農薬の総使用回数
未成熟とうもろこし アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ばれいしょ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アブラムシ類 32倍 無人航空機による散布 収穫7日前まで 3回以内 3.2L/10a 3回以内
やまのいも アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アブラムシ類 32倍 無人航空機による散布 収穫3日前まで 3回以内 3.2L/10a 3回以内
ごぼう アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
だいこん アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
きゅうり アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
すいか アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
メロン アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
トマト アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
トマトサビダニ 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ミニトマト アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
トマトサビダニ 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
なす アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ピーマン アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ブロッコリー アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
非結球あぶらな科葉菜類 アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
キャベツ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ネギアザミウマ 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
はくさい アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
レタス アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
非結球レタス アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
しそ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ほうれんそう アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
食用ぎく アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
いちご アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
みょうが(花穂) アブラムシ類 2000倍 散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
かんきつ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ゴマダラカミキリ成虫 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
なし アブラムシ類 2000〜4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
りんご アブラムシ類 2000〜4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
コアオカスミカメ 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
リンゴワタムシ 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
おうとう カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
コアオカスミカメ 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
もも アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ネクタリン アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
小粒核果類 アブラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ぶどう カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
マンゴー カイガラムシ類 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
かき カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
キウイフルーツ カイガラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
きく アブラムシ類 2000倍 散布 発生初期 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アザミウマ類 1000〜2000倍 散布 発生初期 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
つつじ類 ツツジグンバイ 2000倍 散布 発生初期 3回以内 100〜300L/10a 3回以内

製品ちらし「総合版」「野菜版」「かんきつ・キウイ版」「落葉果樹版」「おうとう版
トランスフォームフロアブルの技術資料
コルテバ・アグリサイエンスへのリンク)

上手な使い方
  • 薬液を取り出す前に、容器を軽く上下に反転させ、薬液が均一な状態にしてください。
  • 浸透移行性には優れますが、過信せず葉裏までむらなく付着するように十分量を散布ください。
  • 抵抗性回避のため、作用性の異なる殺虫剤とのローテーション防除に心がけてください。
  • マメコバチを使用する場合は、開花期間中の使用は避けてください。
タバココナジラミ バイオタイプQ成虫直接散布での効果発現 1:59
ワタアブラムシに対する効果発現 3:09
使用上の注意事項
使用上の注意事項
  • 使用の前に容器をよく振ってから使用してください。
  • 本剤の所要量を所定量の水にうすめ、よくかき混ぜてから散布してください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • ぶどうに使用する場合、果実肥大期(大豆大)より後の散布においては、果粉の溶脱を生じることがあるので十分注意してください。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ってください。
    1. 散布は各散布機種の散布基準にしたがって実施してください。
    2. 散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    3. 散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
    4. 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装などに被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響があるので、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下の事に注意してください。
    1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
    2. 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
    3. 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体など)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
  • 散布器具及び容器の洗浄水などは河川などに流さないでください。また、空容器などは環境に影響を与えないように適切に処理してください。
  • 間引き菜及びつまみ菜に使用しないでください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
安全使用上の注意事項
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 直射日光を避け、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。
製造販売 コルテバ・アグリサイエンス
販売 日産化学(株)