農薬情報>殺虫剤>ウララDF

ウララDFのユニークな吸汁阻害作用

ウララDFは、吸汁行動を阻害することによって、防除効果を発揮します。吸汁阻害は速効的に発現しますが、アブラムシが植物体上から完全に脱落するまでに数日かかります。
【試験方法】
モモアカアブラムシ1齢幼虫が寄生したダイコン葉に、フロニカミド10ppmを処理した。処理後1時間までに排泄された甘露の量は、処理前に比べて80%程度に抑制され、1〜2時間の間には、全く排泄されなくなったことから、処理後1時間以内に吸汁行動が阻害されていることがわかった。一方、吸汁を阻害されたアブラムシは徐々に死亡し、処理48時間後においても10%程度のアブラムシの残存が認められた。
処理3日後のモモアカアブラムシ
無処理区