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ウララDFの高い浸透移行性

ウララDFは、処理後速やかに葉内に取り込まれて防除活性を発揮します。そのため、葉の片面のみにしか薬液がかからなかった場合でも安定した防除効果を発揮します。また、植物体内に取り込まれたフロニカミドが茎部から新葉に移行し、処理後の展開葉を防除することができます。
ウララDFの葉内への浸透移行性
(社内試験 石原産業中央研究所)
【試験方法】
ナス科に所定量の薬液を葉表のみに塗布し、風乾後、それぞれ葉表、葉裏に1〜2齢のモモアカアブラムシを10頭入れたケージを装着し、25℃、5日後に死虫数を調査し、死虫率を求めた。
【結果】
ウララDFは、葉表の片面のみにしか処理されていない場合でも、葉面に寄生するアブラムシに対し、強い防除活性を示した。
フロニカミドの浸透移行性
(社内試験 石原産業中央研究所)
被写検体 オートラジオグラム
【方法】
14C-フロニカミドの150ppm液40μlを第4位葉周辺の茎に滴下した。
処理7日後、処理部位を10%メタノールで洗浄し、オートラジオグラムを撮影した。
処理7日後の吸収量は、処理量の約26%であり、その85%が処理部から上方で検出された。