【有効成分の特性】 |
- イニシウム(一般名:アメトクトラジン)
卵菌類(疫病、ベと病)に特異的に卓効を示し、優れた予防効果を示します。散布後すみやかに植物表面のワックス層に吸着され、安定した保護層を形成します。この安定した保護層が優れた効果、残効性および耐雨性につながります。
- ジメトモルフ
卵菌類(疫病、ベと病)に特異的に卓効を示し、優れた予防効果を示します。また感染後間もない菌の菌糸伸長も阻害することから治療的に発病を阻止し病勢の進展を抑制する効果もあります(発病阻止効果)。葉裏から葉表への浸達性を有し耐雨性に優れます。
- イニシウムの作用点は、ミトコンドリアでの電子伝達系に関わる呼吸鎖複合体(Complex V)におけるスチグマテリンサブサイトとの結合であることが確認されています。この作用機作に分類される殺菌剤は、イニシウムが初めての薬剤になります。
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- 新規作用性のイニシウムと、菌糸伸長を阻害するジメトモルフの二つの有効成分で、疫病・べと病の生活環のほぼ全てのステージを強く阻害します。
- 葉面ワックス層に対して高い親和性を有することで、高い耐雨性および残効性を示します。
- 浸達性を有し、治療的効果も有します。
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