農薬情報>殺菌剤


特長
■有効成分
:アメトクトラジン・・・27.0%
:ジメトモルフ・・・20.3%
■性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
■毒性:普通物
■有効年限:3年
■包装:1L×12本/250ml×20本
■作用機構分類
FRAC 45(C8)[アメトクトラジン]
FRAC 40(H5)[ジメトモルフ]
【有効成分の特性】
  • イニシウム(一般名:アメトクトラジン)
    卵菌類(疫病、ベと病)に特異的に卓効を示し、優れた予防効果を示します。散布後すみやかに植物表面のワックス層に吸着され、安定した保護層を形成します。この安定した保護層が優れた効果、残効性および耐雨性につながります。
  • ジメトモルフ
    卵菌類(疫病、ベと病)に特異的に卓効を示し、優れた予防効果を示します。また感染後間もない菌の菌糸伸長も阻害することから治療的に発病を阻止し病勢の進展を抑制する効果もあります(発病阻止効果)。葉裏から葉表への浸達性を有し耐雨性に優れます。
  • イニシウムの作用点は、ミトコンドリアでの電子伝達系に関わる呼吸鎖複合体(Complex V)におけるスチグマテリンサブサイトとの結合であることが確認されています。この作用機作に分類される殺菌剤は、イニシウムが初めての薬剤になります。

葉断面拡大イメージ

  • 新規作用性のイニシウムと、菌糸伸長を阻害するジメトモルフの二つの有効成分で、疫病・べと病の生活環のほぼ全てのステージを強く阻害します。
  • 葉面ワックス層に対して高い親和性を有することで、高い耐雨性および残効性を示します。
  • 浸達性を有し、治療的効果も有します。
薬剤散布、風乾直後、人口降雨機を用い、1時間、30mm/hrの降雨にさらした後、疫病菌を接種し、温室(23℃)で5日間保った後、発病面積率を調査した。
(2013年BASF田原研究所)
注): *は登録の1/4濃度
トマト幼苗に疫病菌遊走子懸濁液を接種し、23℃、過湿状態で20時間保管。その後、各種薬剤を散布後、発病面積率を調査。
(2013年BASF田原研究所)
適用病害虫名及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 アメトクトラジンを含む農薬の総使用回数 ジメトモルフを含む農薬の総使用回数
きゅうり べと病 1500〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
トマト 疫病 1500倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
ミニトマト 疫病 1500倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
たまねぎ 白色疫病 1500〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
べと病 1500〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
ねぎ べと病 1500〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
レタス べと病 1500〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
大粒種ぶどう べと病 2000〜3000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内
小粒種ぶどう べと病 2000〜3000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 3回以内 2回以内
ばれいしょ 疫病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
疫病 250倍 散布 【ブームスプレイヤー】 収穫前日まで 3回以内 25L/10a 3回以内 3回以内
疫病 32倍 無人ヘリコプターによる散布 収穫前日まで 3回以内 3.2L/10a 3回以内 3回以内

混用事例

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用に当たっては容器を良く振って下さい。
  • 薬剤耐性菌の出現を防ぐため、本剤の過度の連用はさけ、なるべく作用性の異なる薬剤との輪番で使用して下さい。
  • ばれいしょに対して希釈倍数250倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用して下さい。
  • ぶどうに使用する場合は、果粉溶脱の恐れがあるので大豆大以降の散布を避けて下さい。
  • 無人ヘリコプターで散布する場合は、次の事項に注意して下さい。
    1. 散布機種の散布基準に従って実施して下さい。
    2. 散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
    3. 散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
    4. 散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けて下さい。
安全使用・保管上の注意
  • 誤飲などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 貯蔵
    直射日光を避け、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密栓して保管して下さい。
製造・販売 BASFアグロ(株)
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