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特長
種類名 銅水和剤
有効成分 塩基性硫酸銅・・・58.0%(銅32.0%)
性状 青緑色水和性粉末 45μm以下
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート日本農薬(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 500g×20袋、1kg×20袋
作用機構分類 FRAC M01(M)[塩基性硫酸銅]
  • 無機銅剤(塩基性硫酸銅)であり、糸状菌病害から細菌性病害まで幅広い病害に有効である。また、野菜類登録を有しているなど多くの作物へ適用を有する。
  • 耐性菌出現リスクが低く、既存剤に対する耐性菌に対しても有効である。
  • 日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培においても使用することができる薬剤です。

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(製造・販売元 日本農薬(株)へのリンク)

適用病害及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数・使用量 使用方法 使用時期 適用場所 散布液量
稲こうじ病 2000倍 散布 出穂10日前まで 60〜150L/10a
麦類 黒節病 種子重量の1% 湿粉衣 は種前 -
採種用小麦 黒節病 500倍 散布 - 60〜150L/10a
大麦 黒節病 500倍 散布 - 60〜150L/10a
赤色粒 500倍 散布 - 60〜150L/10a
野菜類(キャベツを除く) 褐斑細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
黒腐病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
黒斑細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
軟腐病 500〜1000倍 散布 - 100〜300L/10a
斑点細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
べと病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
かんしょ 斑点病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
基腐病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
こんにゃく 葉枯病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
腐敗病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
ばれいしょ 疫病 400倍 散布 - 100〜300L/10a
軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
やまのいも 炭疽病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
炭疽病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
葉渋病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
葉渋病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
ごぼう 黒斑細菌病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
だいこん 黒斑細菌病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
白さび病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
白さび病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
てんさい 褐斑病 400倍 散布 - 100〜300L/10a
にんじん 黒葉枯病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
黒葉枯病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
たまねぎ 軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
にんにく さび病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
さび病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
白斑葉枯病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
白斑葉枯病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
春腐病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
春腐病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
にら 白斑葉枯病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
株腐細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
あずき 褐斑細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
いんげんまめ かさ枯病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
そらまめ 赤色斑点病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
だいず 紫斑病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
葉焼病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
斑点細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
さやえんどう 先端黄白化症 1000倍 散布 - 100〜300L/10a
実えんどう 先端黄白化症 1000倍 散布 - 100〜300L/10a
未成熟そらまめ 赤色斑点病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
きゅうり べと病 294〜588g/10a 常温煙霧 - 温室、ガラス室、ビニールハウス等の密閉できる場所 10L/10a
ズッキーニ 軟腐細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
にがうり うどんこ病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
かぼちゃ 軟腐細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
軟腐細菌病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
果実斑点細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
果実斑点細菌病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
すいか 疫病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
トマト 疫病 400〜600倍 散布 - 100〜300L/10a
すすかび病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
輪紋病 400〜600倍 散布 - 100〜300L/10a
ミニトマト 疫病 400〜600倍 散布 - 100〜300L/10a
すすかび病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
輪紋病 400〜600倍 散布 - 100〜300L/10a
なす すすかび病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
すすかび病 294〜588g/10a 常温煙霧 - 温室、ガラス室、ビニールハウス等の密閉できる場所 10L/10a
ブロッコリー 黒腐病 500〜1000倍 散布 - 100〜300L/10a
黒腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
花蕾腐敗病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
キャベツ 黒腐病 500〜1000倍 散布 - 100〜300L/10a
黒腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
黒斑細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
軟腐病 500〜1000倍 散布 - 100〜300L/10a
軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
斑点細菌病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
べと病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
はくさい 黒腐病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
黒斑細菌病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
レタス 軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
腐敗病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
非結球レタス 軟腐病 16倍 無人航空機による散布 - 1.6〜3.2L/10a
腐敗病 500〜800倍 散布 - 100〜300L/10a
アスパラガス 茎枯病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
茎枯病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
茎枯病 8倍 無人航空機による散布 - 8L/10a
斑点病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
斑点病 16倍 無人航空機による散布 - 3.2L/10a
くわい ひぶくれ病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
さんしょう(葉) さび病 1000倍 散布 - 100〜300L/10a
かんきつ 黄斑病 600倍 散布 - 200〜700L/10a
かいよう病 500〜1000倍 散布 - 200〜700L/10a
そうか病 400〜500倍 散布 - 200〜700L/10a
りんご すす点病 500倍 散布 - 200〜700L/10a
すす斑病 500倍 散布 - 200〜700L/10a
びわ がんしゅ病 500倍 散布 - 200〜700L/10a
おうとう 褐色せん孔病 500倍 散布 - 200〜700L/10a
もも せん孔細菌病 500倍 散布 収穫後〜開花前まで 200〜700L/10a
ネクタリン せん孔細菌病 500倍 散布 休眠期 200〜700L/10a
うめ かいよう病 500倍 散布 葉芽発芽前まで 200〜700L/10a
すもも 黒斑病 500倍 散布 休眠期 200〜700L/10a
ぶどう 褐斑病 500〜800倍 散布 - 200〜700L/10a
さび病 500〜800倍 散布 - 200〜700L/10a
べと病 500〜800倍 散布 - 200〜700L/10a
つる割細菌病 800倍 散布 - 200〜700L/10a
さんしょう(果実) さび病 1000倍 散布 - 200〜700L/10a
いちじく 疫病 1000倍 散布 - 200〜700L/10a
キウイフルーツ 花腐細菌病 500倍 散布 休眠期〜叢生期(新梢長約10cmまで) 200〜700L/10a
りんどう 葉枯病 500倍 散布 - 100〜300L/10a
樹木類 斑点症(シュードサーコスポラ菌) 800倍 散布 発病初期 100〜700L/10a
輪紋葉枯病 500倍 散布 発病初期 100〜700L/10a
つつじ類 もち病 500倍 散布 - 100〜700L/10a
赤焼病 500倍 散布 摘採7日前まで 200〜400L/10a
網もち病 400〜500倍 散布 摘採7日前まで 200〜400L/10a
炭疽病 400倍 散布 摘採7日前まで 200〜400L/10a
もち病 400〜500倍 散布 摘採7日前まで 200〜400L/10a

Zボルドーの製品ちらし (日本農薬(株)へのリンク)
秋冬野菜の病害と害虫の対策ガイド日本農薬(株)へのリンク)
銅殺菌剤解説日本農薬(株)へのリンク)

防除のポイント
炭疽病
冬期を除いて1年中発生。雨によって伝染し新葉のみに感染する。各茶期の生育期の予防散布が効果的。また秋芽生育期の防除は翌年の収量に影響するので極めて重要である。
もち病
発生は6月頃と9月頃の2回。特に秋芽生育期に多雨多湿条件が続くと多発する。二番茶芽、秋芽の開葉〜生育期に数回散布する。
網もち病
秋芽での被害が大きい。もち病同様やわらかい新葉にのみ感染する。秋芽の生育期防除を徹底する。
赤焼病
細菌による病害で傷から感染する。台風など強い風をともなった雨降りの日は感染に適する。また摘採・整枝によっても感染する。強風後、摘採・整枝後はできるだけはやく散布する。
銅剤の上手な使い方
銅殺菌剤の植物体上での作用
銅殺菌剤は、植物体上に薄い被膜を作り、そこから徐々に放出される銅イオンにより、作物を病原菌より保護します。銅殺菌剤はそのままでは水に溶けにくい性質を持っていますが、植物体が呼吸することにより発生する炭酸ガスや植物体の持つ有機酸が水滴に溶け出し、水滴内が酸性化(pHの低下)されると、少しずつ溶け出します。こうして溶かされた銅イオンが殺菌力を発揮するのです。

銅殺菌剤を植物体上に散布した時の水滴中の模式図



Zボルドー銅水和剤の参考資料日本農薬(株)へのリンク)

使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 本剤の所要量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布する。
  • 石灰硫黄合剤等アルカリ性薬剤との混用はさける。
  • くわいに使用する場合は、散布後少なくとも7日間は落水、かけ流しはしない。
  • 小麦の生育期に使用する場合、葉に薬害を生じ、生育に影響を及ぼすおそれがあるため、採種用途以外では使用しない。
  • かんきつに使用する場合、薬害(スターメラノーズ)を生じるおそれがあるので、炭酸カルシウム水和剤を加用する。特に果実の着生時期及び雑柑への散布では厳守する。
  • りんごに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので必ず炭酸カルシウム水和剤を加用する。
  • ぶどうに使用する場合、次の事項に注意する。
    1. 生育期散布の場合、薬害を生じるおそれがあるので留意し、過度の連用はさける。
    2. 後期(果実肥大期以降)の散布では、果房の汚れを生じるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降(収穫まで)は使用しない。
    3. 巨峰系(巨峰、ピオーネ等)に対しては、葉および果実に薬害を生じるおそれがあるので袋かけ前には使用しない。
    4. 新梢、葉に対する薬害軽減のため、銅に弱い品種や薬害の出やすい時期に使用する場合は、必ず炭酸カルシウム水和剤を加用する。
    5. 褐斑病に対しては、多発時には効果が不十分な場合があるので、なるべく発生初期にべと病、さび病との同時防除に使用する。
  • ウリ科作物(きゅうり、メロン、すいか、かぼちゃなど)に対して薬害を生じやすいので、次の事項に十分注意する。
    1. 幼苗期は特に薬害を生じやすいので、生育中期以降に散布する。
    2. 高温時の散布は薬害を生じやすく、また、症状が激しくなることがあるので、さける。
    3. 連用すると葉の周辺の黄化や硬化を生じるおそれがあるので、過度の連用をさける。
    4. 炭酸カルシウム水和剤の所定量の加用は薬害の軽減に有効であるが、収穫間際では果実に汚れをおこすので留意する。
  • だいこんに使用する場合、次の事項に注意する。
    1. 幼苗期の散布又は過度の連用は、薬害を生じるおそれがあるのでさける。
    2. 薬害を生じるおそれがあるので、薬害軽減のために必ず炭酸カルシウム水和剤を加用する。ただし、収穫間際では汚れを生じるので留意する。
    3. 病害発生後の散布では効果が劣るので、発生前から予防的に散布する。
  • キャベツ、はくさいおよびレタス等の結球作物を対象に使用する場合、結球期以降の散布は薬害を生じるおそれがあるので、結球初期までに散布する。
  • レタスに使用する場合、次の事項に注意する。
    1. 幼苗期の散布又は過度の連用は、薬害を生じるおそれがあるのでさける。
    2. 非結球レタスに使用する場合、収穫間際の散布は薬害を生じるおそれがあるのでさける。
    3. 病害発生後の散布では効果が劣るので、発生前から予防的に散布する。
  • ブロッコリーおよびカリフラワーに使用する場合、花蕾形成期以降の散布は花蕾に薬害を生じるおそれがあるので、花蕾形成期までに散布する。
  • こんにゃくに使用する場合、日中高温時の散布は薬害を生じるおそれがあるので、朝夕の涼しい時に散布する。
  • いちじくに使用する場合、次の事項に注意する。
    1. 日照不足、多雨などの気象条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさける。また、過度の連用は薬害を助長するのでさける。
    2. 果実に対して薬害を生じるおそれがあるので、薬害軽減のために必ず炭酸カルシウム水和剤を加用する。ただし、収穫間際では汚れを生じるので留意する。
  • ほうれんそうに使用する場合、次の事項に注意する。
    1. べと病防除に使用する場合は、発病後の散布は十分な効果がみられないので発生前から予防的に散布する。
    2. 収穫間際の散布は葉の汚れを生じるのでさける。なお、雨除け栽培の場合には、収穫までの期間を十分にとる。
  • にがうり、にら、なすに使用する場合、汚れを生じるおそれがあるので、収穫間際の散布はさける。
  • キウイフルーツに使用する場合、使用時期が遅くなると薬害を生じるおそれがあるので、使用時期を厳守するとともに発芽期以降は炭酸カルシウム水和剤を加用する。
  • つつじ類に使用する場合、次の事項に注意する。
    1. 病害発生後の散布では効果が劣るので、新葉展開直前又は展開直後から数回散布する。
    2. 前年の多発枝は開花後なるべく早く切除して使用する。
    3. ヒラド系つつじでは花蕾期の散布は花弁が白化することがあるので注意する。
  • いんげんまめに使用する場合、幼苗期の散布又は過度の連用は薬害を生じるおそれがあるのでさける。
  • りんどうに使用する場合、葉に汚れを生じるおそれがあるので、収穫間際の散布はさける。
  • やまのいもに使用する場合、高温時の散布は、薬害を生じるおそれがあるのでさける。
  • ごぼうに使用する場合、茎葉にクロロシスが生じるおそれがあるので、葉ごぼうに散布する場合は注意する。
  • おうとうに使用する場合、果実に汚れを生じるので、着色期〜収穫までは使用しない。
  • アスパラガスの無人航空機による散布に使用する場合、連用散布すると薬害を生じるおそれがあるので3回以上の散布はさけること。
  • かぶに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、薬害軽減のために必ず炭酸カルシウム水和剤を加用する。ただし、収穫間際では汚れを生じるので留意する。
  • 稲に使用する場合は薬害を生じやすく、特に出穂期以降は生じやすいので、使用時期を厳守すること。なお、散布後少なくとも7日間は落水、かけ流しはしないこと。
  • ハウス等の常温煙霧用として使用する場合は特に次の事項に注意する。
    1. 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧する。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受ける。
    2. 作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉しておく。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気して入室する。
    3. 煙霧が直接植物体に当たると葉や果実に汚れを生じるので、果実に煙霧が直接当たらないよう措置をとる。
  • 無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ること。
    1. 散布は散布機種の散布基準に従って実施すること。
    2. 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用すること。
    3. 沈殿が生じるおそれがあるため、散布薬液調製後は速やかに散布すること。
    4. 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
    5. 散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に被害を生じるおそれがあるので、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
    6. 散布終了後は次の項目を守ること。
      1. 使用後の空の容器は放置せず、適切に処理すること。
      2. 機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理すること。
    7. 薬液による汚れが生じるおそれがあるので、収穫期の散布では注意すること。
    8. ノズルに詰まりが生じるおそれがあるため、事前に散布適否を確認すること。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害や作物への汚れの有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。使用後は洗眼する。
  • 種子消毒の際は不浸透性手袋などを着用する。
  • 常温煙霧中はハウス内へ入らない。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室する。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養殖池等周辺での使用はさける。
  • 水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
  • 散布後は水管理に注意する。
  • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意する。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
販売:日本農薬(株)