- 樹幹部に穴をあける。
樹幹部に直径6.5mm、長さ10cmの木工用ドリル刃で、下方35°位の角度で深さ9cmの穴をていねいにあけて下さい。
※注意:
40°以上の角度で穴をあけると、2気圧の加圧により薬液が逆流し、形成層傷害発生の原因となりますので避けて下さい。
- 空の加圧ボトルを打ち込む。
底ブタをはずした空の加圧ボトルの底を強くたたき、ノズルキャップの根元(ノズル先端部から35mmの深さ)までしっかりと穴に打ち込んで下さい。
- 加圧ボトルに薬液を入れる。
薬液は加圧ボトルの底部から入れて下さい。その際、最初に5cc程度入れ、ノズル先端部の気泡が抜けてくる(エアー抜き)ことを確認してから残量を入れて下さい。
※加圧ボトル1本に入れる薬量
:薬液の注入完了までに要する時間を考慮した場合、次の量が効果的です。
・グリンガード(140ml)・・・・・・・3〜4アンプル(420〜560ml)
・グリンガード・エイト(220ml)・・2〜3アンプル(440〜660ml)
- ガスボンベ付き底ブタを取り付ける。
2で用意した専用ガスボンベ付きの底ブタを、加圧ボトルの底部に取り付けます。その際、底ブタはガス漏れしないようしっかりと取り付けて下さい。
- ガスをボトル内に噴出させる。
- プランジャー(ガス噴出用ボタン)を押し、
- そのまま右方向に止まるところまで回すと、プランジャーが固定し(ONの状態)、ガスがボトル内に噴射されます。その後は自動的にボトルの内圧を約2気圧に保ち続けます。
- ガスの噴出とガス漏れや薬液の漏れがないことを確認する。
加圧ボトル内にガスが放出され散る「シュー」という音と、底ブタからのガス漏れがないことを確認して下さい。
※底ブタからのガス漏れがないか確認する時は、写真のようにボトルの側面から底ブタの部分を観察します。ガスが底ブタから漏れている場合、気化したガスが底ブタとボトルの境目からユラユラと漏れてくるのが確認できます。同時に注入孔の周囲の樹幹部より薬液が漏出していないかどうかも確認して下さい。万一、ガス漏れや薬液の漏出が確認された場合は、直ちにプランジャーを左に回してOFFの状態にしてガスの噴射を中止するとともに、ボトル内の加圧された残存ガスを一旦放出してから打ち直して下さい。
- 「アルミ製日除けカバー」をかぶせる。
ガスの噴出とガス漏れがないことを確認した後、必ず専用の「アルミ製日除けカバー」を加圧ボトルにかぶせて下さい。「アルミ製日除けカバー」を加圧ボトルにかぶせずにそのまま放置すると、日光の照射によりボトルの内圧が異常に上昇し加圧ボトルが破裂する恐れがあります。
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