農薬情報>除草剤>畑作用


特長
種類名 グリホサートイソプロピルアミン塩・ピラフルフェンエチル水和剤
有効成分 グリホサートイソプロピルアミン塩・・・30.0%
ピラフルフェンエチル・・・0.16%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート日本農薬(株)へのリンク)
有効年限 3年
包装 500mlx20瓶、2Lx6、5Lx4
作用機構分類 HRAC 9[グリホサートイソプロピルアミン塩]
HRAC 14[ピラフルフェンエチル]
  • 接触速効型と長期抑制型を組み合わせた、速効力と持続力を合わせもつサンダーボルトの成分をグリホサートトリメシウム塩からグリホサートイソプロピルアミン塩に変えた、新規の非選択性茎葉処理除草剤です。
  • 移行性のあるグリホサートに接触型のピラフルフェンエチルを混合した、速効力と持続力を合わせもつ非選択性茎葉処理型除草剤です。
  • 雑草生育期の茎葉散布で1年生雑草から多年生雑草まで幅広く枯らします。
  • 特に、スベリヒユ、マルバツユクサ、ヤエムグラ、 タンポポ、コヒルガオ、ギシギシ、ハマスゲ、などにより高い効果を示します。

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(製造・販売元 日本農薬(株)へのリンク)

適用作物・場所・雑草および使用方法
作物名 適用病害虫 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 適用場所 使用目的 散布液量 グリホサートを含む農薬の総使用回数 ピラフルフェンエチルを含む農薬の総使用回数
移植水稲 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起20〜10日前(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
直播水稲 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起20〜10日前(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
麦類(小麦を除く) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 2回以内
小麦 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 3回以内 2回以内
一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 は種後出芽前(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 3回以内 2回以内
多年生雑草 500〜1000mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 3回以内 2回以内
水田作物、畑作物(休耕田) 一年生及び多年生雑草 500〜1000mL/10a 雑草茎葉散布 雑草生育期 2回以内 休耕田 100L/10a 3回以内 2回以内
水田作物(水田畦畔) 一年生及び多年生雑草 50〜150mL/10a 雑草茎葉散布 雑草生育期又は刈取後再生期(但し、収穫14日前まで) 2回以内 水田畦畔 草丈抑制による刈込軽減 100L/10a 3回以内 2回以内
一年生及び多年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 収穫14日前まで(雑草生育期) 2回以内 水田畦畔 100L/10a 3回以内 2回以内
水田作物(水田刈跡) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 雑草生育期 1回 水田刈跡 100L/10a 1回 1回
多年生雑草 500〜2000mL/10a 雑草茎葉散布 雑草生育期 1回 水田刈跡 100L/10a 1回 1回
水田作物(水稲を除く) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起20〜10日前(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
野菜類(きゅうり、トマト、なす、アスパラガス、ほうれんそう、たらのき、レタス、オリーブ(葉)、びわ(葉)、ピーマン及びとうがらし類、にんじん、薬用にんじん、だいこん、ねぎ、たまねぎ、豆類(種実)、えだまめ、かんしょを除く) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 1回 1回
かんしょ 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起又は挿苗7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
だいこん 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又はは種7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
にんじん 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
薬用にんじん 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 10回以内(但し、1年間に2回以内) 1回
たまねぎ 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起又は定植7日前まで(雑草生育期) 3回以内 - 100L/10a 3回以内 3回以内
一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 定植後畦間処理:雑草生育期(但し、収穫30日前まで) 3回以内 - 100L/10a 3回以内 3回以内
ねぎ 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 3回以内 - 100L/10a 3回以内 3回以内
一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 定植後畦間処理:雑草生育期(但し、収穫30日前まで) 3回以内 - 100L/10a 3回以内 3回以内
豆類(種実、ただし、だいず、らっかせいを除く) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又はは種10日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
だいず 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又はは種10日前まで(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 4回以内 4回以内
一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 畦間処理:雑草生育期(但し、収穫前日まで) 2回以内 - 100L/10a 4回以内 4回以内
一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 は種後出芽前(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 4回以内 4回以内
らっかせい 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又はは種7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 1回 1回
えだまめ 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又はは種10日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 4回以内
きゅうり 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
トマト 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
なす 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
ピーマン及びとうがらし類 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 1回
レタス 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
ほうれんそう 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
アスパラガス 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
オリーブ(葉) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
たらのき 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
びわ(葉) 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 3回以内 1回
果樹類(かんきつ、パイナップルを除く) 一年生及び多年生雑草 400〜1000mL/10a 雑草茎葉散布 収穫7日前まで(雑草生育期) 3回以内 - 100L/10a 3回以内 3回以内
かんきつ 一年生及び多年生雑草 400〜1000mL/10a 雑草茎葉散布 収穫7日前まで(雑草生育期) 3回以内 - 100L/10a 5回以内 3回以内
きく 一年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 耕起前又は定植前まで(雑草生育期) 2回以内 - 100L/10a 2回以内 2回以内
樹木等 スギナ 1000〜4000mL/10a 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 雑草生育期 3回以内 公園、庭園、堤とう、道路、運動場、宅地、鉄道、のり面等 100L/10a 3回以内 3回以内
一年生及び多年生雑草 500〜1000mL/10a 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 雑草生育期 3回以内 公園、庭園、堤とう、道路、運動場、宅地、鉄道、のり面等 100L/10a 3回以内 3回以内
牧草 一年生及び多年生雑草 400〜750mL/10a 雑草茎葉散布 更新・造成10日前まで(雑草生育期) 1回 牧野・草地 100L/10a 3回以内 2回以内
一年生及び多年生雑草 400〜600mL/10a 雑草茎葉散布 摘採7日前まで(雑草生育期) 1回 - 100L/10a 2回以内 2回以内

サンダーボルト007の製品ちらし (日本農薬(株)へのリンク)

上手な使い方
  • 100倍液の散布が基本です。
  • 雑草の茎葉全体がしっとり濡れるように散布してください。
    ※除草剤用キリナシノズルのご使用をおすすめします。
  • 展着剤は必要ありません。
    スギナは春季の草丈が20〜30cmの生育盛期に50倍液を散布してください。
  • スギナを上手に除草する方法。

    散布水量10a当り100gを基準として草丈が20〜30cmの生育盛期に50倍液を散布してください。雑草全体がシットリ濡れるように散布すると効果的です。薬量が多く必要であり、不経済と感じるかもしれませんが、サンダーボルトの根部まで移行する効果により再生を抑制することができますので逆に経済的とも言えます。
  • ツユクサを上手に除草する方法。

    散布水量10a当り100gを基準として草丈30cmまでの生育盛期に50倍液を散布してください。生長点を変色させる作用は数日間で発現しますが、効果の完成には3〜4週間かかります。
  • ヤブガラシを上手に除草する方法。

    つる性の多年生雑草であるため、草丈がわかりにくいかも知れません。目安として草丈50cm以下の時期に50〜100倍液を散布してください。
  • チガヤススキを上手に除草する方法。

    草丈30cm以下の時期であれば200培液を、30〜50cm程度の時期なら100倍液を散布してください。

動画で見る「サンダーボルト007」
だいず畑のアサガオ対策
アサガオ類への効果発現
オオアレチノギクへの効果発現
散布水量と使用薬量および希釈倍数
希釈倍数
25倍 50倍 100倍 150倍 200倍
薬量(ml)
散布水量 10g 400 200 100 67 50
18g 720 360 180 120 90
20g 800 400 200 133 100
25g 1,000 500 250 167 125
50g 2,000 1,000 500 333 250
100g 4,000 2,000 1,000 667 500
150g 6,000 3,000 1,500 1,000 750
200g 8,000 4,000 2,000 1,333 1,000
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
  • 容器をよく振ってから使用する。
  • 散布器具、容器は除草剤専用のものを用いる。
  • 本剤はグリホサートを含む混合剤であるので、他のグリホサートを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用する。
  • 本剤は展着剤加用の必要はない。
  • 土壌が流亡したり、くずれたりするおそれのある所では使用しない。
  • 激しい降雨が予想される場合は使用をさける。
  • スギナ防除に際しては、スギナの生育期を過ぎた時期での散布及びスギナが他雑草の中に埋没しているような条件では効果が劣ることがあるので、適期にスギナにかかるように注意して散布する。また、スギナの再生を長期間抑制したい場合には、薬量を3000〜4000ml/10aに設定することが望ましい。
  • 多年生雑草およびツユクサ科雑草を主対象に使用する場合、所定範囲の多めの薬量を使用する。
  • 作物の出芽前に使用する場合は、作物の出芽後に散布すると薬害を生じるおそれがあるので、必ず出芽前に散布する。
  • 生育期畦間散布に使用する場合には作物にかからないよう十分注意して散布する。
  • 水田畦畔で薬量を50〜150ml/10aで使用する場合、草丈20cm以下を目安に処理する。
  • 農作物や有用植物にかかると強い薬害を生じるので、風向きなどに十分注意してかからないように散布する。
  • 水田への飛散、流入等により水稲に薬害が生じるので十分注意する。
  • 散布液を調製した容器及び器具は使用後石けん水等で十分洗浄する。
  • 公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意する。
    1. 水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意する。
    2. 散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えないよう適切に処理する。
  • 本剤の散布適期は雑草生育期(草丈30cm以下)なので、時期を失しないように散布すること。なお、きくに使用 する場合又は薬量1000mL/10a以上で使用する場合(スギナを除く)は、草丈50cm以下が散布適期である。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に 薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗する。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
  • 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管する。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
  • 散布後は水管理に注意する。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
製造・販売:日本農薬(株)