アブラナの仲間は、地中海沿岸からトルコ、イラン、アフガニスタン近辺を原産地とするアブラナ(和種ナタネ)と、ヨーロッパでアブラナとキャベツ類の交雑したナタネ(洋種ナタネ)に大別されますが、どちらも菜種油を採るための重要な作物として、古くから世界各地で栽培されています。
食用としての栽培もかなり古く、和種ナタネはカブや白菜と同じ種類です。
葉が淡緑色で、薄くやわらかいのが特徴で、日本でも古くから食用、採油用に栽培されています。
洋種ナタネは葉の色が濃く厚いのが特徴です。
明治の初めに導入されると、和種菜種に代わり採油用として栽培されるようになりました。
現在は輸入が増えて切花、野菜用のごくわずかの栽培になりました。 |