野菜と果物

あしたば

昔から強壮作用があることで知られ、繁殖力が強く、今日、芽を摘み取っても明日には新しい芽が出ていることから「明日葉」の名が付いたといわれています。
原産地は日本で、中南部の海岸地方、房総から紀伊半島までの太平洋の海岸と、小笠原に分布しています。
調理と食べ方
  • ゆでたり、揚げたりしてアクや苦味を消すとよく、おひたし、ごま和え、酸味噌和えなどがおいしい食べ方です。
  • また、苦味が苦手の人は、生のあしたばを天ぷらにすると苦味がやわらいで食べやすくなります。
  • 独特のにおいが気になるときは、葉の部分をゆでてから水にさらすとにおいとアクが抜けます。
健康効果
  • カロチン、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、カリウム、カルシウムなど、緑黄色野菜としてすぐれた栄養素を含んでおります。
  • 常食すれば高血圧、腎臓病、肝臓病、貧血などに効果があります。
  • 葉を切ったときに出る黄色い汁には抗酸化作用があり、がんを予防したり、便通を整える作用があります。
  • あしたば茶も同様の効果があります。春から夏にかけての若葉・若芽を洗って細かくちぎり、2〜3日、陽に干したあと陰干しにします。
選び方
  • 葉につやがあって緑色が濃く、しっかりしている
  • 細めですらりとしているもの(太いものは繊維がかたい)
  • 切り口が変色していないもの