野菜と果物

びわ

果実や葉の形が楽器の琵琶に似ているのでこの名前が付きました。
中国の南部、日本の西、南部の暖かい土地に原生し、千年以上前から利用されていました。
甘くて酸味が少ない茂木びわと、やや酸味が強く果汁豊富な田中びわがあります。
調理と食べ方
  • 生食がほとんどですが、缶詰、シロップ漬け、ジャム、ゼリー、洋館、果実酒などに加工します。
  • タンニンと酸化酵素を含んでいるため、皮をむいてしばらくすると変色します。
  • 皮をむいたり、切ったりしたあとは、すぐ水につけると変色を防げます。
健康効果
  • 風邪、咳、啖、疲労、肌のトラブルに有効です。
  • カロチンの含有量は果物の中でも多いほうで、2個で一日の必要量の5分の1が摂取できます。ビタミンB群、りんご酸、クエン酸などを含み、咳が止まらないときや、熱があってのどが渇くときに生の実を食べると効果があります。
  • ビタミンCも含んでいて、ビタミンAとの相乗効果で肌のトラブルにも有効です。
  • 激しい咳には、砂糖を加えて煮詰めたものを飲むと咳が止まります。
  • 葉を陰干ししてから細かくしたものを煎じて飲むと、疲労回復、食欲増進、利尿に効果があります。
  • 葉を入浴剤にすると、あせもや皮膚炎に有効です。種は煎じて飲むと健胃、鎮痛効果があります。
選び方
  • 実に弾力があり鮮やかなだいだい色のもの。
  • 実の表面に白い毛が生えているもの。
  • 左右対称にふくらんでいて、皮につやがあるもの。