野菜と果物

ブロッコリー

ブロッコリーはイタリアを中心とする地中海沿岸で、2世紀頃から作られ明治の初期に渡来しました。
ブロッコリーはキャベツの変種で、カリフラワーと同種の野菜です。
昭和20年代に食卓に登場し、40年代から消費が増えました。
ビタミンCはレモンの2倍、ジャガイモの7倍もあり、100gで1日の必要量をまかなえます。カロチン、ビタミンB2、カリウム、カルシウムも豊富に含んでいます。
調理と食べ方
茎の部分も栄養価が高いので、皮を厚めにむいてゆで、マヨネーズで手軽に
食べましょう。
グラタン、シチュー・炒め物、サラダにも向いています。
ビタミンCの損失を少なくするために、ゆでるときはさっとゆでます。
塩少々を加えた熱湯に茎の部分から入れ歯触りが残る程度で良いです。
炒めたり揚げたりする時も、なるべく短時間で済ますと良いです。
ブロッコリーとホタテ貝の炒め物は、風邪に効果があるそうです。
健康効果
カロチン、ビタミンA・C・・・皮膚や粘膜の抵抗力を高める。
美肌効果(シミ・ソバカス)、ガンの予防、風邪の予防。
植物繊維が多いので血糖値を正常に保つ。
クロム(インスリンの効果を高める)・・・糖尿病に効果
ながねぎといっしょに煎じると初期の風邪、頭痛、悪寒に効果。
よいブロッコリーの選び方
つぼみがかたくしまり、中央がこんもりと盛り上がっているもの。
緑色が濃いもの薄いもの(栽培温度の違い)は、栄養的に差異がない。
茎の切り口の空洞のあるもの、茶色っぽくなっているものはさける。
花が開いたものは味も栄養価も落ちる。