野菜と果物

キャベツ

キャベツはギリシャ時代に薬、ローマ時代には保健食として食べられていた野菜で、もともとは結球しない野菜でした。江戸時代に伝えられ明治になってから野菜として普及しました。
キャベツにはビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは水溶性です。水にさらしすぎないように注意して下さい。また、腐りやすいので芯を切り取り、水で湿らせた紙をつめて保管します。
調理と食べ方
栄養を生かした食べ方は、生でサラダ、揉み漬け。
和え物は短時間の加熱がよいです。
ロールキャベツなどは甘味を出すためにじっくりと煮込みます。
健康効果
ビタミンK・・・血液を凝固させる。骨粗鬆症の予防。
ビタミンU・・・胃・十二指腸潰瘍の予防・治療。
ビタミンK、ビタミンUによる通風の発作の予防効果。
ミネラル(硫黄、塩素)による胃腸の消化・吸収の補助、むかつき予防。
やけどには葉をもんで患部に貼ると効果がある。
よいキャベツの選び方
新キャベツ・・・巻きがふっくらとして、頭のとがっていないもの。
冬キャベツ・・・濃い緑色の外葉で、つやがあるもの。
巻がかたく、ずっしりとして重く、形のよいもの。
芯の切り口の新しいもの。
国産キャベツは作付け面積、生産量とも、大根に次いで第二位の野菜という。
考えてみれば季節を問わず、大根とキャベツは八百屋さんの定番である。定番野菜といえども、値段は決して一定ではない。今年は総じて安いという。キャベツは他の葉野菜に比べると、たん白質とビタミンCが多く含まれる。キャベツの成分を見るとあながち無駄なもので膨らましていたのではない。即席めんやスナック類よりは、よほどヘルシーで栄養価の高いこと。