野菜と果物

だいこん

古代エジプトでも食べられており、奈良時代に中国から伝わりました。抜群の消化力を持ち、根は消化酸素(アミラーゼ)とビタミンが豊富で、ビタミンCは内側よりも皮に近い部分に多く含まれています。
葉にはカロチンやビタミンC、カルシュウムが豊富に含まれています。
もみじおろし(大根と人参)は、人参に含まれるビタミンC酸化酵素が大根のビタミンCを破壊しますが、食欲増進の効果があります。
調理と食べ方
淡白な味が何にでも合いますが、部位によって味が違います。
葉に近い部分は辛味が弱いので、おろしやサラダに使います。
真中部分は甘味が強いので、煮物に使います。
先端部分は辛味が強く繊維が多いので、味噌汁や漬物に使います。
皮は千切にしてきんびらにします。
葉は油炒め、漬物、味噌汁やおひたしにします。
健康効果
アミラーゼによるでんぷんの消化促進、胸やけ、胃酸過多、胃もたれ、二日酔い解消。
ビタミンC、Pによる毛細血管の強化(細胞の強化)新陳代謝を高める(シミ、ソバカス、吹き出物に有効)。
おろし汁を脱脂綿に含ませて鼻に詰めると鼻炎に有効。
関節の腫れ、炎症には大根おろしで湿布するのが有効。
にきびにはいぼり汁を洗顔後につけるのが有効。
よいだいこんの選び方
葉が青々としていて、根がずっしりと重いもの。
根の皮が白くつやがありしまりのよいもの。
葉がついているものを求めるのがよいもの。
葉が切られている場合、切り口に空洞や変色のないもの。