野菜と果物

ほうれんそう

ほうれんそうの原産地はコーカサスからイランにかけての西アジアで、江戸時代初期に渡来し、唐菜、赤根菜と呼ばれて各地に広まりました。
根の部分の赤みが強い東洋種、葉の切れ込みが少ない西洋種があります。
栄養価が高く、特にカロチン、ビタミンC、鉄を豊富に含んでいるので緑黄色野菜の代表的存在です。根の赤い部分には、骨の形成にかかわるマンガンが多く含んでいるので捨てないで下さい。
調理と食べ方
新鮮なものは、生で食べられますから青汁の材料に適しています。
尿酸の分離排泄作用があり通風やリュウマチに有効といわれています。
肉料理などのつけあわせに使うとよいでしょう。
和え物、おひたし、炒め物にしてもおいしく食べられます。
ビタミンEを含むごま・ナッツ類は油脂も多く、ほうれんそうに含まれるカロチンの
吸収を助けるので、組合わせるとよいでしょう。
あくが強いため下ゆでをし水にさらしてからの調理がよいでしょう。
ゆですぎるとビタミンCが損なわれますから気をつけましょう。
健康効果
カロチン、ビタミンA・C・Eによるガン、高血圧・動脈硬化の予防。
ごま、ナッツ類と組合わせて抗がん作用を高める。
肌荒れ、カゼの予防
ビタミンB1・B2、カルシウムによる体力のない人の滋養強壮。
ほうれんそうの青汁は尿酸を分離排泄させますので通風やリウマチに効果が
あります。
よいほうれんそうの選び方
緑が濃く、葉が肉厚で張りのあるもの。
株が小さめで、葉先がぴんとしているもの。
茎が短めで、根の部分の赤みが鮮やかで濃いもの。