野菜と果物

かき

原産地は東アジアですが、日本を代表する秋の果物の一つです。
アメリカ西海岸、ブラジル、ニュージーランド、イスラエルなどで栽培されていてヨーロッパでも実は「かき」と呼ばれています。
調理と食べ方
生で食べるのが一般的ですが、白和え、酢のもの、くるみ和えもよいでしょう。他には、1cm角に切った柿の実の甘酢・大根下ろし和え、柿の若葉のサラダや和え切ると色が変わりやすいため、酢かレモン汁をかけて色止めするとよいでしょう。
健康効果
  • 甘柿の場合、100g中70mgのビタミンCが含まれています。みかんの約2倍にあたります。
  • 渋みの中には、かき渋タンニンが含まれていて、血圧を下げる効果があります。
  • アルコールを分解する酵素(アルコールデヒドロゲナーゼ)が含まれていて、血中アルコール濃度の上昇が抑制されます。
  • 利尿作用のあるカリウムを含んでいるので、二日酔いに効果があります。
  • 柿の若葉には実の10倍(600〜800mg)のビタミンCが含まれているため、「柿の若茶」はおすすめです。
  • 柿の葉に含まれているカロチンは、体内に入るとビタミンAに変わるプロビタミンのため、粘膜の強化と風邪の予防に効果があります。
よいかきの選び方
  • 皮に張りと艶があって色が濃いもの。
  • 実全体が平均的に色づいているもの。
  • へたが生き生きと元気なもの。
  • 形が均一なもの。
  • へたと果実の間に隙間がないもの。